エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

勝負の二週間が始まって

2024年10月16日 | シルバー人材
ネタなし投稿・・・
勝負の二週間が始まって・・・
ネタなし投稿で、仕事の話をネタにしても他人様には面白い話ではない。
頑張っているかいないかも人それぞれだし、拙ブログに訪問して下さる方々も一応に悩んだり苦し
んだりする訳で、特に愚痴ネタはつまらないと思う。

だけど、拙ブログにも残して置きたい心情のページがあっても良いと思った。いつかこの記事を読
み返した時に、「あの頃は俺なりに頑張っていたんだなぁ~」って。昨日の事すら忘れる記憶の無
さだから、くだらない事でも記して置くと記憶って蘇るものなのです。




★ わが街のシルバー人材センター・・・
「高齢者の知識・経験を生かして働ける」「社会の宝シルバーパワー」などと入会を誘うパンフレ
ッドの言葉。これってホント・ウソ?・・・。

昨今の定年延長・雇用延長制度から会社を定年する時の年齢は、以前の60歳から65歳とか70
歳に変わりつつある。そして、ホントに高齢者の域に入ってから「あなたは社会の宝」と言われて
シルバー人材センターにすぐ入会する方は少ない。「もう充分働いたよ」「何もせずゆっくりした
いね」と言う方も多く、田舎町なら尚更シルバー業の職種が少ないので選ぶ選択肢に限りがある。
現在入会している会員は約40名だが、半数は80歳前後で占める。以前は「健康であれば・・」
なんとか働かせて貰ったシルバー業だが、今はそれなりの成果を求められ、そうでない方の仕事は
減る一方である。年齢だけで成果の有る無いは判断出来ないが、会員それぞれの性格や考え方、手
順の良さ、向き不向きが成果に現れる事もある。「時間から時間までただ働けば良いや」だけでは
通用しない世界になったと言って良い。

委託された業務をいかに効率的に行い終わらせるか、そのために何が必要かと個々の事業主として
自覚と責任をもって取り組んでくれる人が求められるシルバー業になって来ている。特に「草刈」
はその差も大きく出易い業種。通常一人が1時間で刈れる面積は200㎡ (約60坪) とされている
が、個々の技能や年齢、使用する刈払機によって大きく差が出てくるものである。若く元気があっ
ても雑な刈り方になったり、休憩を多くとってしまうと成果は出ない。逆に高齢者で刈るスピード
は劣るも丁寧な刈り方が評価される事もある。しかし今は「早く丁寧に・・」が求められ、緩さに
慣れた高齢者にはやり難い世界に感じているかも知れない。

わが街のシルバー業には、「一般作業分野」として屋内外の清掃・荷造り運搬・屋内外の軽作業・
農作業・草取り草刈・除雪・チラシ配り・包装封入作業があり、「事務分野」ではシルバー事務所
での事務経理が唯一かも知れない。また「技能分野」として庭木の剪定や伐採も受けているが、昨
今の高齢化が進み人手不足で依頼を断る事態になっている。その他「折衝・外交分野」として、ガ
スや水道の検針、「動物管理分野」では鹿公園内の鹿の飼育員もある。そんな中で危惧しているの
は、やはり高齢化と新会員の入会が無い事に尽きる。各分野を受け持つ高齢者の会員もいつかは辞
める時が来る。しかし、その代わりが居ないのが問題。中には辞めたいけど人が居ないので辞めら
れずと言う方の切実な悩みも聞いた事がある。

わが街のシルバーは、危機的状況と言っても過言では無い。
隙間産業として町民には重宝されて来たシルバーも高齢化には勝てず、厳しい現状で大きな課題に
どう取り組むか町と相談する段階になっている。


★ 今年最後の大仕事・・・
高齢化に悩みながら一人二人と草刈り隊のリタイヤを希望する高齢会員。
広大なスキー場のコースを全面草刈する業務は、最大二週間を掛けて行う大仕事になる。とにかく
人手が必要だし、経験者による効率的な草刈も求められる業務だ。緩斜面もあれば上級コースは急
斜面もある。下から上までの標高差が100mもあれば、やはり高齢者には辛い。場所によって背
丈ほど伸びた草を下から上に向かって刈って行く。丁寧に速く・・。刈るだけならなんとかと高齢
会員に嘆願し引き受けてもらったが、刈るより辛いのが「集草作業」。最終的に一部は野焼きをす
るが、乾いていないと燃えないので天気にも左右される。

二週間ではなくもっと短期間で終わらせる事が大きな「利益」に繋がる事業だけに、草刈精鋭部隊
への期待は大きい。

三日目を迎えて作業は順調・・。
明日の作業で全体の目途が立つかも知れない。

そんな仕事の話。


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