第37回
千歳JAL国際マラソン
秘訣は、無理をしないでマイペース・・・
90歳でハーフ完走の佐々木昭次さんに習え
2017年6月5日 北海道新聞 朝刊 掲載記事より
憧れる健康長寿だが、自分らしくをモットーに
★ 自分たちらしく・・・
昨年の当ブログ記事から「それぞれ始めた頃の写真や記録を見ているとつくづく歳を取ったなぁ~と知らされる・・・」
を読み返し、登山は34歳の時、マラソンは39歳から始めた私たち夫婦の趣味を改めて振り返る。
登山は27年目、マラソンは22年目となりず~と継続していて今はすっかり私たちのライフワークだ。
しかし、「上には上・・・」ではないが、60歳でマラソンを始め70歳でフルマラソンそして90歳になってもハーフを
完走した恵庭市在住の佐々木昭次さんを知り、自分たちもそうでありたいと憧れる思いと、目標は目標で、
あくまでも自分たちらしく生きる事をモットーにこれからも続けられたらと願うところだ。
佐々木さんが記者の問いに答えた長続きの秘訣について「無理をしないでマイペースで走る・・」は、正に
私たちの登山でも心がけている事と同じだった。何事も無理は禁物という訓示を頂いた気持ちになった。
いつも陣取っている大会本部前のパークゴルフ場にテントを張って、着替えや休憩をするBCにしている。
★ 還暦マラソンスタート・・・
先月60歳になって、サラリーマンの私は定年の時を迎えた。
人生の大きな節目の年でもあるが、走れる登れる「健康への感謝」は変わりない。
マラソンはあくまでも登山を継続するために始めたスポーツ。健康と体力作りには欠かせないトレーニングだ。
なので目標は、タイムではなく休まずに完走する事。でも、無理はせずダメなら歩けばいいを継続中・・。
その継続から今年は、還暦マラソンのスタートに達した訳だ。
例年通り先にスタートする私を見送るチーヤンとスタート位置に移動する。
昨年のハーフは、約3900名の参加だったが今年は、いったい何名いるのだろう?
いつになく雨模様のスタートで肌寒く多くの参加者はビニールカッパをまとっている。
ホント「じゃ~行って来るね!」と仕事で玄関を出る仕草と変わらず9:30スタートを切った。
チーヤンは50分後の10:20スタートなので、一旦テントに戻って再びスタート位置へ。
スタート位置とテント場で撮る写真がいつものパターンです・・・
毎年スタート前に撮っている写真かも・・・小雨模様で雨対策
★ 左アキレス腱に違和感も・・・
5月に出場したノーザンホースパークマラソンの時も同じ痛みに不安を感じながら何とか完走したが、
その後の練習でもずっと違和感を感じていて痛みが収まらないのが左のアキレス腱だった。
目標はあくまでも完走・・・と思いながら、例年のタイムを目安に走りたいなぁ~とも望んでしまう。
緊張も焦りもないままいつものようにスタートして足の調子を伺いながら参加者と並走する。
「走れるけど、やっぱ痛いなぁ~」「でもここで止める訳にはいかないし・・」と続行もいつもの事。
ほぼ変わらぬコースはもう走り慣れた自分の庭のようなもの。どこに何があるのか目を瞑っても分かるとは
良く言ったものだ。抜きつ抜かれつを繰り返し淡々とコースを走る。小雨も気にならずキロ毎のタイムチェックも
欠かさない。最初の目標は体調の目安にもしている10キロ地点。そして折り返し。
気が付けば足の痛みが消えて、タイムもいつもと変わらない。
なんとかこのままゴール出来るかな?とそれだけを考えて距離を延ばしていくのが励みだった。
13キロ付近で林道コースから国道に出て舗装路を走る。あと8キロ、あと7キロとカウントダウンしながら
これ以上ペースは上げられないのもいつものことだ。まさにマイペースで走るのが自分流。
なかなか切れない2時間の壁だが、ゴールすれば2時間8分台は上出来だと納得する。
今年の予定したマラソンはこれで終わりかなぁ~と急に寂しくもなるが、終わってホッとする気持ちも正直ある。
★ 冷たい雨のゴール・・・
さて、50分後にスタートしたチーヤン。目標タイムは4時間も気になるのは天気と気温だった。
私がゴールする頃、雨脚が強くなり本降り状態だった。気温も12~3度だろうか。
そんな中まだ2時間以上も雨の中を走るんだと思うとタイムよりも体が心配になって来た。
私がゴールしてからの行動も例年と変わらず、テントに戻って着替えをし、軽く食事も取って横になる。
ただ今年は非常に寒い日と分かっていたのでガスストーブを用意してテントで使用した。
横になっていてもテント内は寒く冷えるためストーブを焚くと暖かかった・・。
1時間ほど休んだ後、冷たい雨の中を走っているチーヤンや他の選手を応援するためにコースへ移動
待つこと40分でようやくチーヤンの姿を見つけて安心した。
ゴール100mほど手前にようやく姿を現したチーヤン
完走証とポカリを頂き、今日のマラソンを終了する・・・
★ 出場21回の記録・・・
1996年(H8) 第16回千歳JAL国際マラソンが私たちのマラソンデビューだった。
以降毎年出場していたが第30回大会のみ利尻島一周マラソンと重なり出ていないだけで
数えると21回目となる。その21回を今年も振り返ってみた。
年 大会 種目 エバタイム 種目 チーヤンタイム
(01) 96年 第16回 10キロ 54分20秒 10キロ 54分22秒
(02) 97年 第17回 10キロ 52分25秒 10キロ 55分24秒
(03) 98年 第18回 記録見つからず・・・・
(04) 99年 第19回 フル 5時間17分41秒 ハーフ 2時間22分56秒
(05) 00年 第20回 ハーフ 1時間58分52秒 ハーフ 2時間14分32秒
(06) 01年 第21回 ハーフ 2時間13分00秒 ハーフ 2時間13分01秒
(07) 02年 第22回 ハーフ 2時間09分38秒 ハーフ 2時間15分16秒
(08) 03年 第23回 ハーフ 1時間58分22秒 フル 4時間43分58秒
(09) 04年 第24回 ハーフ 2時間20分29秒 フル 4時間37分38秒
(10) 05年 第25回 ハーフ 2時間13分00秒 フル 4時間14分00秒
(11) 06年 第26回 ハーフ 2時間13分37秒 ハーフ 2時間13分37秒
(12) 07年 第27回 フル 4時間57分00秒 フル 4時間57分02秒
(13) 08年 第28回 フル 4時間37分45秒 フル 4時間39分08秒
(14) 09年 第29回 フル 5時間05分54秒 フル 4時間23分33秒
10年 第30回 不参加 (利尻島一周マラソン出場のため)
(15) 11年 第31回 ハーフ 2時間21分24秒 フル 4時間15分33秒
(16) 12年 第32回 ハーフ 2時間23分00秒 フル 4時間13分39秒
(17) 13年 第33回 ハーフ 2時間17分13秒 フル 4時間20分59秒
(18) 14年 第34回 ハーフ 2時間20分16秒 フル 4時間26分19秒
(19) 15年 第35回 ハーフ 2時間08分03秒 フル 4時間20分50秒
(20) 16年 第36回 ハーフ 2時間04分35秒 フル 4時間20分04秒
(21) 17年 第37回 ハーフ 2時間08分08秒 フル 4時間27分00秒
すっかりこの大会のマスコットになった雪だるま君、レース前に撮った写真です。
レース後に撮った最後の写真はいつもここで・・・
※ 6/8 ようやくアップ終了です・・・
千歳JAL国際マラソン
秘訣は、無理をしないでマイペース・・・
90歳でハーフ完走の佐々木昭次さんに習え
2017年6月5日 北海道新聞 朝刊 掲載記事より
憧れる健康長寿だが、自分らしくをモットーに
★ 自分たちらしく・・・
昨年の当ブログ記事から「それぞれ始めた頃の写真や記録を見ているとつくづく歳を取ったなぁ~と知らされる・・・」
を読み返し、登山は34歳の時、マラソンは39歳から始めた私たち夫婦の趣味を改めて振り返る。
登山は27年目、マラソンは22年目となりず~と継続していて今はすっかり私たちのライフワークだ。
しかし、「上には上・・・」ではないが、60歳でマラソンを始め70歳でフルマラソンそして90歳になってもハーフを
完走した恵庭市在住の佐々木昭次さんを知り、自分たちもそうでありたいと憧れる思いと、目標は目標で、
あくまでも自分たちらしく生きる事をモットーにこれからも続けられたらと願うところだ。
佐々木さんが記者の問いに答えた長続きの秘訣について「無理をしないでマイペースで走る・・」は、正に
私たちの登山でも心がけている事と同じだった。何事も無理は禁物という訓示を頂いた気持ちになった。
いつも陣取っている大会本部前のパークゴルフ場にテントを張って、着替えや休憩をするBCにしている。
★ 還暦マラソンスタート・・・
先月60歳になって、サラリーマンの私は定年の時を迎えた。
人生の大きな節目の年でもあるが、走れる登れる「健康への感謝」は変わりない。
マラソンはあくまでも登山を継続するために始めたスポーツ。健康と体力作りには欠かせないトレーニングだ。
なので目標は、タイムではなく休まずに完走する事。でも、無理はせずダメなら歩けばいいを継続中・・。
その継続から今年は、還暦マラソンのスタートに達した訳だ。
例年通り先にスタートする私を見送るチーヤンとスタート位置に移動する。
昨年のハーフは、約3900名の参加だったが今年は、いったい何名いるのだろう?
いつになく雨模様のスタートで肌寒く多くの参加者はビニールカッパをまとっている。
ホント「じゃ~行って来るね!」と仕事で玄関を出る仕草と変わらず9:30スタートを切った。
チーヤンは50分後の10:20スタートなので、一旦テントに戻って再びスタート位置へ。
スタート位置とテント場で撮る写真がいつものパターンです・・・
毎年スタート前に撮っている写真かも・・・小雨模様で雨対策
★ 左アキレス腱に違和感も・・・
5月に出場したノーザンホースパークマラソンの時も同じ痛みに不安を感じながら何とか完走したが、
その後の練習でもずっと違和感を感じていて痛みが収まらないのが左のアキレス腱だった。
目標はあくまでも完走・・・と思いながら、例年のタイムを目安に走りたいなぁ~とも望んでしまう。
緊張も焦りもないままいつものようにスタートして足の調子を伺いながら参加者と並走する。
「走れるけど、やっぱ痛いなぁ~」「でもここで止める訳にはいかないし・・」と続行もいつもの事。
ほぼ変わらぬコースはもう走り慣れた自分の庭のようなもの。どこに何があるのか目を瞑っても分かるとは
良く言ったものだ。抜きつ抜かれつを繰り返し淡々とコースを走る。小雨も気にならずキロ毎のタイムチェックも
欠かさない。最初の目標は体調の目安にもしている10キロ地点。そして折り返し。
気が付けば足の痛みが消えて、タイムもいつもと変わらない。
なんとかこのままゴール出来るかな?とそれだけを考えて距離を延ばしていくのが励みだった。
13キロ付近で林道コースから国道に出て舗装路を走る。あと8キロ、あと7キロとカウントダウンしながら
これ以上ペースは上げられないのもいつものことだ。まさにマイペースで走るのが自分流。
なかなか切れない2時間の壁だが、ゴールすれば2時間8分台は上出来だと納得する。
今年の予定したマラソンはこれで終わりかなぁ~と急に寂しくもなるが、終わってホッとする気持ちも正直ある。
★ 冷たい雨のゴール・・・
さて、50分後にスタートしたチーヤン。目標タイムは4時間も気になるのは天気と気温だった。
私がゴールする頃、雨脚が強くなり本降り状態だった。気温も12~3度だろうか。
そんな中まだ2時間以上も雨の中を走るんだと思うとタイムよりも体が心配になって来た。
私がゴールしてからの行動も例年と変わらず、テントに戻って着替えをし、軽く食事も取って横になる。
ただ今年は非常に寒い日と分かっていたのでガスストーブを用意してテントで使用した。
横になっていてもテント内は寒く冷えるためストーブを焚くと暖かかった・・。
1時間ほど休んだ後、冷たい雨の中を走っているチーヤンや他の選手を応援するためにコースへ移動
待つこと40分でようやくチーヤンの姿を見つけて安心した。
ゴール100mほど手前にようやく姿を現したチーヤン
完走証とポカリを頂き、今日のマラソンを終了する・・・
★ 出場21回の記録・・・
1996年(H8) 第16回千歳JAL国際マラソンが私たちのマラソンデビューだった。
以降毎年出場していたが第30回大会のみ利尻島一周マラソンと重なり出ていないだけで
数えると21回目となる。その21回を今年も振り返ってみた。
年 大会 種目 エバタイム 種目 チーヤンタイム
(01) 96年 第16回 10キロ 54分20秒 10キロ 54分22秒
(02) 97年 第17回 10キロ 52分25秒 10キロ 55分24秒
(03) 98年 第18回 記録見つからず・・・・
(04) 99年 第19回 フル 5時間17分41秒 ハーフ 2時間22分56秒
(05) 00年 第20回 ハーフ 1時間58分52秒 ハーフ 2時間14分32秒
(06) 01年 第21回 ハーフ 2時間13分00秒 ハーフ 2時間13分01秒
(07) 02年 第22回 ハーフ 2時間09分38秒 ハーフ 2時間15分16秒
(08) 03年 第23回 ハーフ 1時間58分22秒 フル 4時間43分58秒
(09) 04年 第24回 ハーフ 2時間20分29秒 フル 4時間37分38秒
(10) 05年 第25回 ハーフ 2時間13分00秒 フル 4時間14分00秒
(11) 06年 第26回 ハーフ 2時間13分37秒 ハーフ 2時間13分37秒
(12) 07年 第27回 フル 4時間57分00秒 フル 4時間57分02秒
(13) 08年 第28回 フル 4時間37分45秒 フル 4時間39分08秒
(14) 09年 第29回 フル 5時間05分54秒 フル 4時間23分33秒
10年 第30回 不参加 (利尻島一周マラソン出場のため)
(15) 11年 第31回 ハーフ 2時間21分24秒 フル 4時間15分33秒
(16) 12年 第32回 ハーフ 2時間23分00秒 フル 4時間13分39秒
(17) 13年 第33回 ハーフ 2時間17分13秒 フル 4時間20分59秒
(18) 14年 第34回 ハーフ 2時間20分16秒 フル 4時間26分19秒
(19) 15年 第35回 ハーフ 2時間08分03秒 フル 4時間20分50秒
(20) 16年 第36回 ハーフ 2時間04分35秒 フル 4時間20分04秒
(21) 17年 第37回 ハーフ 2時間08分08秒 フル 4時間27分00秒
すっかりこの大会のマスコットになった雪だるま君、レース前に撮った写真です。
レース後に撮った最後の写真はいつもここで・・・
※ 6/8 ようやくアップ終了です・・・
しかし、二人とも心から楽しんでいる様子が伺えていいなあ。
私のフルが減ったのは、山に起因しています。
フルマラソンを完走するにはそれなりの練習量が必要でとても山に登っている余裕がなくなってしまいました。いわゆるフル出場がプレッシャーになり逆にストレスになっていったのです。
でも、ハーフに転向したらストレスがなくなり以後続いた訳です。
山もマラソンも無理をしないがモットー
「ダメなら戻ろう・・」スタイルで楽しんでいます。
私の最高タイムは4時間37分でした・・。
タイムは気にしないと言って置きながら出るとなると練習もするし自分が何時間で走り切れるのかも気になって来るものです。
それがフルマラソンなら尚更で山が遠のき練習が軸となる結果は私も同じでしたわ。
サラリーマンであれば、少ない休みの中で時間を作り練習と山の両立は難しいものでした。
体力が欲しいというより休みがあれば両立も可能で・・だから、私はハーフに切り替えました。
HIROさんは、次の大会も予定しているんですか?
主体は登山でしたからマラソンでの無理は命取りになりかねません。
ハーフにするかフルに拘るかは個々に決めれば良いのですが、思うに「継続は力なり」と言いたいです。
自分を大切に・・・共に継続しましょうね。