エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

リベンジ東大雪・・・北稜岳 (1254m)と喜登牛山 (1312m)

2010年10月27日 | 山紀行 (道東)
往復600キロ超のリベンジ果たす・・・北稜岳 (1256m)喜登牛山 (1312m)
(地元愛好家に親しまれ整備された登山道とヒュッテ。静かな貸切登頂だった)

北 稜 岳 (1256m)

■ 山 行 日  2010年10月24日(日)     1泊2日
■ ル ー ト   斗満川コース
■ メンバー    夫婦登山 No.29
■ 登山形態    登山道
■ 地 形 図  1/25000地形図   「喜登牛山」 「西斗満」
■ コースタイム  (登り 1時間27分、下り 53分) (休憩なし)
<登り>
05:50   登山口(北稜岳ヒュッテ)スタート 
06:20    C860付近二股 (通称 第二土場跡)
06:47   C1050付近 作業道終点
07:00   C1200付近 稜線に出る
07:17   北稜岳 頂上  (登り 1時間27分)
<下り>
07:42   下山開始
07:57   作業道終点
08:12   第二土場跡
08:35   登山口  (下り 53分)

【 10月23日(土) 】
★ 無料高速道路をフル活用して一気に陸別まで245キロ・・

妻チーヤが仕事場から帰宅するのを待って17:15自宅を出発する。私は休みだったので事前の準
備は完璧に済ませすべて車への積み込みは終了していた。
思い返せば、ちょうど2週間前の土曜日だった。この三山を一泊二日で登る計画を立て、早朝出発そ
の日に東三国山と喜登牛山を登り陸別町へ移動、翌日に北稜岳を登って帰宅・・の予定だったんだ。
リベンジ大好きのエバ夫婦・・飽きもせず再来の陸別町にはまだ記憶に新しい無料の高速道路を利
用して一気に走り僅か3時間15分で到着した。本日の宿泊地は、道の駅・オーロラタウン93りくべつ
の駐車場である。陸別町は日本一寒い町としても有名だが、道の駅に宿泊施設があるのも珍しい事で
マニアには知名度のある町かも知れない。 車10台も止まれば満車状態の狭い駐車場でその満車状
態なのに車中泊するような輩は誰も見当たらなかった。皆さんお宿に泊っているようである。
一泊二食で1人6500円~で20部屋はあっただろうか・・すでに廃止になっているJR第三セクターふ
るさと銀河線の中間駅だったが、今ではその廃線を利用した銀河鉄道を観光スポットとして街の活性
化に繋げているようだった。
いずれにしても車中泊は私たちだけ、静かな星降る夜も早朝起床に備えて・・と思いつつ旨い酒と夫
婦の会話は懇々と続いてしまった。消灯は22:40である。


【 10月24日(日) 】
4:00 起床。
この時期としては暖かい朝を迎えた。
トイレと洗面はすばらしい道の駅で済ませ、落としたコーヒーだけ味わって出発する事にした。

4:55 道の駅出発。
ルートは、国道242号線を一旦足寄町側へ1キロほど戻り道道502号線に右折する。「上斗満」という
道路標識があるので分かり易い。舗装路を道なりに走って北斗満地区を目指し約13キロほど走ると右
手に北稜岳への林道に出合う。標識を見逃さないよう注意が必要だ。林道は走り易いダートで所々に
北稜岳への案内板が設置してあるので迷うことはない。約10.5キロ先が林道の終点で端正な山小屋
「北稜岳ヒュッテ」が目に飛び込んでくる。
まだ夜明け前の
5:30 登山口着。である。
小屋の前は広場になっていて有に20台は駐車出来る駐車場でもあるようだ。薄暗い中で早々出発の
準備を整える。



道道から林道への出合いにある案内板・・・




登山口に建つ北稜岳ヒュッテ・・・(下山時に撮影)

★ 斗満川支流の清流と落葉敷かさる広いロードを散歩気分で・・・
5:50 登山開始
ヒュッテ付近の標高は約650m、高度計をセットして夜明け前の薄暗い登山口を出発する。
「ようこそ北稜岳へ」と書かれた洒落た橋を渡るとすっかり落葉した葉が敷かさった広い作業道が沢沿い
に続いていた。この道はC860付近の第二土場と呼ばれている小沢の二股まで続きイメージしていた薮
漕ぎ覚悟の登山道ではなかったのでびっくりする。



登山ポストから100mほど川沿いに進むと趣のある洒落た橋を渡って登山開始となる。
(登山開始時は、まだ暗かったので写真は下山時に撮影)



夜明け前の出発・・・


C860付近の第二土場跡と呼ばれている場所。その名称を示す看板は無く
「北稜岳」の案内標識が沢の二股に立つ。ここから傾斜が増してくる。


6:20 第二土場
ネットで検索した記録からここを第二土場と記していたのでそう呼ぶがその名称はどこにも見当たらなか
った。あるのは土場跡らしき草の生い茂った広場と「北稜岳→」の案内標識そしてそこは小沢の二股地
点であった。道は少し荒れ始め傾斜も増してくるが登山道というよりは作業道の方がマッチする歩き易い
道は続く。
やがて左手眼下の涸れた沢から離れ、更に傾斜を増して登るとC1050付近で広かった作業道が急に
無くなったように狭くなり踏み跡のような登山道に変わって行く。
6:47だった。


C1050付近 広い作業道が終り見るからに登山道に変わった地点・・・

★ 稜線から一息で頂上・・・
稜線までの急傾斜の登りでは、フィックスロープが張ってあり大いに助けられた。特に下りでは転ばぬよ
うしっかりロープを掴んで下る。ありがたいロープとは別にピンクのテープの多さにも驚く。特に稜線から
頂上までは不明瞭な樹林の中に新しい踏み跡があるだけなのでテープがあることで迷いはしないが不
必要な取り付けも多かった。(ちなみにテープは、登山口から頂上まで付いている)



C1130付近から稜線への急な登りとなりフィックスロープがず~と張ってある。下りでは大いに助かった。


北稜岳頂上直下の樹林帯・・・

★ リベンジの一座登頂・・・
7:10 稜線
7:17 頂上
に到着する。
計画では登り2時間と薮漕ぎも覚悟していただけに1時間27分の登頂と薮なしはちょっと不満の残る呆
気ない山行だった。しかし、そんな贅沢な嫌味も広く整備された山頂と静かで暖かい済んだ空気の中で
は沸々と感動に変わっていくから不思議だ。

眺望は残念ながら望めず、見えない山座同定で想像し25分ほどの滞在で下山することにした。
この後うまく行けばリベンジ2座目「喜登牛山」に向かわなければならない。

7:42 下山開始


10/24 北稜岳(1254m)頂上 エバ夫婦の初登頂・・


第二土場まではこんな感じの登山道が続く・・・(下山時撮影)

8:35 登山口到着
今日は日曜日で登山日和というのに、最後まで人に逢うことがないまま帰路となった。


この後、「喜登牛山」へ

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