エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

八雲BB山荘忘年会と磐石岳(496m)

2016年11月15日 | 山紀行 (道南)
磐石温泉とBB山荘忘年会に夫婦で参加
温泉とセットで・・・磐石岳ばんじゃくだけ (496.3m)
■ 山 行 日    2016年11月14日(月)  日帰り
■ ル ー ト     奥地林道磐石岳線~送電線下南西尾根ルート
■ メ ン バ ー     夫婦登山 №22
■ 登 山 形 態      笹刈り分け登山道 (スパイク長靴)
■ 地 形 図    1/25000地形図  「野田追岳」
■ 三角点・点名    三等三角点 点名「釜別沢カマベツサワ」
■ コースタイム     登り 35分  下り 30分
<登り>
11:20  林道登山口出発
11:35  送電線下500m付近(南西尾根500m付近)
11:55  磐石岳頂上

<下り>
12:13  下山開始
12:43  登山口林道到着


メインは前夜の忘年会・・
<参加メンバー> 
BBさん、なかよしさん、しんりさん、大魔人、イノさん、かすみ草さん、YUKIさん
ファゼンダさん、ゆきだるまさん、チーヤン、エバ


八雲BB山荘に集まったHYMLの仲間たち・・・
温泉山荘と豪勢な食事と生ビールそして仲間たちでワイワイ・・・
【11月13日(日)】
毎年何度か開催されている八雲町BB山荘でのオフミ。
私は3度目の参加でしたが、妻チーヤンは初参加となり初対面の方々も多かった。
しかし、HYMLの懇親会は初対面なのに10年の友を思わせる会話が弾む楽しさが売りでもあり、
チーヤンにも是非そんな楽しい時間を経験してほしくて同行してもらった経緯がある。

道南地区の懇親会(オフミ)としても利用させて頂いているBB山荘ですが、今回参加したメンバーは
室蘭なかよしさんの呼び掛けで集まった11名でした。(上の写真)

夕方前に現地到着した面々は、早々行くところが決まっていて「まずは磐石温泉」へ。
BBさんを含めた温泉保存会の方々が管理している無料の温泉で山荘から車で3分程の場所にある。
源泉かけ流しで手作り感たっぷりの小屋が建つ。小屋に入ると左側が脱衣場、右側が浴室になっている。
浴槽は3~4人で満杯の小さなものだが、丁度良い湯加減で心と身体も温まる和みの温泉だ!

私たちは翌早朝に夫婦混浴で利用させて頂き、初参加のチーヤンも感激した名湯だったようだ。

懇親会は17時頃スタートし、いきなり生ビールでの乾杯には五臓六腑に染み渡る美味しさで感激する。
早々、なかよしシェフによる手際の良い料理は、大量のタチが入った具沢山のキムチ鍋。
生ビールとの相性も良くどんぶり一杯、二杯とついつい食べ過ぎ、飲み過ぎになる・・。

話が尽きないから宴会も延々と続くが、最終組に私が残ったのは想定内の事・・・。
結局、全員が床に就いたのは午前2時過ぎだったと記憶しているが、床暖の暖かさが心地良く
そのまま眠ってしまったのは私だけだったかも知れない。



なかよしさん食担のメイン料理は「タチと具沢山のキムチ鍋」・・・


生ビールと具沢山の鍋でお腹は一杯だ!


初参加同士のイノさんとチーヤンです・・・


なかよしさんが漁師から直接仕入れたと言う大量のタチと本マグロ、ヒラメの刺身を堪能しました!


なかよしさんの餃子講習会?


鍋でお腹いっぱいなのに・・・別腹? いつも美味しいなかよしさん特製の焼餃子

【11月14日(月)】
目を覚ましたのは7時頃だった。
他の方たちもゆっくりと起き始め、山荘の朝湯を楽しむメンバーも居てそれぞれの時間を過ごす。
予報が外れて外は快晴の青空が広がっていたが、霜が降りたのか冷え冷えと寒くも気持ちの良い朝だった。
ファゼンダさんと二人で町内一周の散歩をしながら、山荘から望む「磐石岳」や温泉の源泉がある場所を
散策して楽しかった。

朝食は、昨夜の残り汁で作った「煮込みうどん」。どんびりてんこ盛りでまたまた腹いっぱいだ!

その後、夫婦で磐石温泉に出掛けた・・。



朝の散歩で写した磐石岳496m、山荘の外からすぐ望む近さだ!


BB山荘・・・内装はログ調に拘って作られた雰囲気のある落ち着く空間の山荘です。


混浴で利用した「磐石温泉」・・・気持ち良かったぁ~



※以前入った時のブログはこちら → 2011.11.19

結果、二人だけで登った 磐石岳 ばんじゃくだけ

GPSログではありません。ルートはこんな感じです。

整備された奥地林道磐石岳線・・・
林道入口から約800mで「磐石の湯」がある。
そのまま更に5.1キロほど整備された林道を走ると地形図にも載っているトンネルがあり「磐石岳トンネル」と出合う。
トンネルの長さは405mもあり歩道こそ無いが立派なトンネルだ。

登山口は、トンネルを出て約300mの右斜面にあるが登山口の標識は無いのでちょっと分かり難い。
(ピンクのテープは付いている)
車は道路脇の刈り分けられたスペースが幾つかあるのでここに停める事が出来る。(登山口から100m手前)

林道は一般の乗用車でも走行可能なので安心だが、所々落石の痕跡があったので注意したい。







林道右斜面の急登は高さ5~6m、しっかりと笹苅されているので何とか登れると思う。



鉄塔を二つ越えて南西尾根へ・・・
スタートがいきなりの急登だが、クリアすると少し緩斜度となり二、三度ジグを切りながら笹苅された登山道を登って行く。
送電線が真上にあり二つ目の鉄塔を過ぎると磐石岳南西尾根の500mコブ付近に着く。ここまで15分程だろうか。
ルートを北東に変えて尾根上となるが、頂上まで笹はキレイに刈られていて迷う事はない。
しかし、一部根曲がりダケの笹刈りした跡が、足に引っ掛かり歩き難い場所もあった。
笹刈りは測量のためなのか広く解放感もありそのルート上には測量の標識が点々とあった。
南西尾根上はアップダウンもあるが、辛くはない。
登って見れば35分で頂上に着き360度の展望を楽しむ事が出来る。

東には、駒ケ岳。西には野田追岳や鉄砲岳などを望むことが出来る。
遠望する北側には白い山並みを望むも遊楽部岳か狩場山かと山座同定は出来なかった。

前回登頂した時には無かった頂上標識があったが、地形図の山名と字も標高も違い惑わされる。
地形図は、「磐石岳」に対し標識は「盤石岳」、標高は496.3mなのに標識は796.4mと表示され
作った人の間違いは、はなはだしい。

復路は、沢に降りて林道に出ようと思ったが、無理をせず来た道を戻る事にした。
下りも30分掛かり林道登山口に着く。

登って見れば呆気無い山も展望の良い山で気持ち良かった。整備された登山道に感謝である。



最初の鉄塔に出合う・・・




南西尾根上の刈り分け登山道はこんな感じ


広々と刈り分け開削された登山道?


南西尾根上から見た「磐石岳」


頂上直下のちょっとだけ急登・・・


「磐石」と「盤石」・・・どちらが正解なのか?


「釜別沢」は点名


磐石温泉と磐石岳をセットで楽しんだオフミでした・・・。


三等三角点と点名「釜別沢」と書かれた測量標識もあった。


登山口より100mほど手前にあった道路脇の行き合いスペースに駐車する

BBさんお勧めの北斗市「きじひき高原」へ
10月31日で今季終了でしたぁ~・・・
当初から予定はアバウトでしたが、せっかくの道南旅なので未踏の「恵山」か「函館山」に登れればと準備だけはしていました。
ただ14日も15日も天気予報はあまり良くなく登山自体も無理かもと半分諦めていたのも事実です。
ところが14日が快晴となり少し遅いスタートも磐石岳に登る事が出来たのはラッキーでした。

下山したのは13時過ぎ。
天気も良いので勧められた北斗市の「きじひき高原」に行って見る事にした。
車中スマホで高原の情報を得るとここは北海道新幹線の走行が見られる高台で開業当時から有名になっている場所らしい。
また北斗市や七飯町をはじめ函館市近郊の街を見下ろせる場所でもあり周辺の山々や大沼公園も見下ろせるらしい。

しかし、高原の登り口に看板があり「10月31日で営業を終了し、高原内のキャンプ場や更に奥にある展望台と公園には
行けない」と記されていた。それでも登って見ると高原入口まで車で登れゲート前に駐車すると後は徒歩で高原の高台まで
行けたので満足である。

気になっていた新函館北斗駅はすぐ近くなので寄り道し、あわよくばH5系の新幹線が見られるかも・・と高原を降りた。
駅に着くと真新しい駅構内を散策し入場券を買って新幹線ホームに出た。次の東京行きまで少し時間があったが、今日は
函館周辺で車中泊の予定なのでゆっくりする。
そして、入線して来た回送列車が16:17発「東京行き はやぶさ30号」でH5系新幹線だった。

にわか撮り鉄になって写真や動画を撮り、はやぶさ30号を見送って暗くなった駅を後にした。



きじひき高原から見下ろす北斗市と北海道新幹線の始発駅、新函館北斗駅が確認出来た。


遠望する駒ケ岳と手前がきじひき高原の展望台


函館山も何とか確認出来た・・・


高原の高台から見下ろすキャンプ場とロッジ




ご存知!H5系新幹線です。始めて実物との出会いでした・・。

予定変更、泊まらず帰宅へ・・・
駅を後にしながら車中泊の場所を恵山の道の駅と決めて走り出す。
しかし、車内テレビで明日の天気予報を見て急きょ予定を変更。
函館は朝から雨予報だった・・・。

途中、温泉で汗を流し一路自宅まで300キロのドライブで帰宅した。約5時間掛かり22時30分だった。