エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

灯台下暗し・・・安平山(166m)

2019年01月25日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
灯台下暗し・・・安平山(166m) (あんぺいざん)
■ 山 行 日    2019年1月24日(木)   日帰り
■ ル ー ト    縦走コース 他バリエーションルート
■ メ ン バ ー     単独 (後、夫婦登山に)
■ 登 山 形 態     山スキー
■ 地 形 図    1/25000地形図  「追分」  
■ 三角点・点名   一等三角点 点名「阿平山 アビラヤマ」
■ コースタイム   縦走コース 登り 50分  下り  5分

★ 灯台下暗し・・・
1月に入ってから続けて20㎝級の降雪があった地元安平町。
スキー場もようやくオープンしたのは1月10日過ぎ、普段は雪の少ない街だから
今回の大雪は活気づくキッカケになったと喜んでいる。

安平山は、標高僅か166mながら一等三角点を持ち街を見下ろす展望の良い山。
登山コースも「縦走コース」「直登コース」「らくらくコース」と三コースあり、
地元の愛好家たちにはちょうど良い散歩コースとして親しまれている山である。
冬は「安平山スキー場」もあり近隣の学校授業を始め自衛隊のスキー訓練場として
多く利用されているが、なにせ標高が166mと低くゲレンデのコースも短いから
ダイナミックな滑りを重視したいスキーヤーには向いていないだろう。
スキー、ボードの初心者やファミリー向けのスキー場として地元に愛されている。

私自身この山は、いつも散歩コースの一つとして利用している里山であり、登山と
してはカウントしない事と決めている唯一の山である。

しかし、24日は違った・・・。
この日も大荒れの悪天予報だったので、山行計画は中止していて朝から除雪で汗を
流した。ずっと降ったり止んだりの天候もこれだけ降ったら安平山スキー場も良い
かもね!とスキー登行してみようとチーヤンを誘うも午前中は用事があると言うの
で独りスキー場に向かった。(独りで行くのは珍しい・・)

自宅から車で5分。
スキー場は学校授業と自衛隊の訓練で結構賑わっていたが、雪が強く降り時より吹
雪状態だった。躊躇しながらも先ずは縦走コースを歩いて見よう・・・と、駐車場
から登山口に向かって歩き始めた。
この雪でまだ誰も通ったトレースは無く新雪が積もる登山道に新たなトレースを刻
みながらスタートした。

充分な積雪だった。場所によっては登山道を見失う程の深雪だったが、このコース
にはピンテがびっしりと付けられているのでコースを間違う事はない。
ゆっくり汗を掻かない程度に登ったり下りたりのマイペース。鹿やウサギの歩いた
痕跡があちこちにあり身近に自然を感じながら心地良い登行だった。
深雪だからコース通り歩かなくても好きなルートが選べ最後の登りはショートカッ
トして頂上に登った。

カウントしない里山も今日は何故か新鮮な気持ちだった。
素直に「面白い」「楽しい」と直感した。
稼働しているスキー場リフトの終点は、安平山頂上直下にあり見下ろす感じになる。
スキー場スタッフやスキーヤーにも気付かれたが、気にしない。
この後の行動予定は、当初スキー場コースに降りてシールを外しゲレンデスキーを
一日楽しむ予定だったが、何故かそのまま直登コース側に降りてしまった。
シールを付けたままなのに樹林帯の合間をそれなりのスピードで降りる事が出来た。



唯一撮った一枚。縦走コースの途中で撮った登山道と樹林帯・・・

★ 登り返し・・・
一旦は車まで戻って次はスキー場と思ったが、また天候が荒れ出し迷った。
それと意外に楽しかった頂上からの下り、濃い目の樹林帯ではあったがそれなりの
斜度と深雪が良かったのか、また行きたくなった。
ゲレンデならいつでも行ける・・・と、もう一度登り返すことにした。 

ルートは、直登コースにも近いが実質バリエーション的勝手なルート。
雪が深いから好きなルートを選べるのが面白い。登り返しも15分で再び頂上に登った。

これなら何度でも登れそうだし下りも面白いぞ!と不思議だった。

何と言っても家から5分でこんな楽しい場所があったとは・・・正に灯台下暗しだ!

午後からチーヤンもやって来たが、その間スキーの回数券分をほんの1時間ほどで
使い果たしていたので、チーヤンにはゲレンデに行かずお勧めの樹林帯から頂上へ
2度登り返した。つまり私は4度も頂上に立ち終われば16時になっていた。

次は一日かけて周辺を探索しながら山スキーと安平山を楽しもうと思った。
チーヤンも楽しかったようだ・・・。