エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

ナニワズ (難波津)

2021年04月14日 | 日記
秘密基地に咲く春の低木・・・ナニワズ (難波津)
わが秘密基地の雪もすっかり解けて、新緑が芽生え始めた。
そろそろ基地の整備でもしようかと遊歩道を散策。風で落ちた小枝や遊歩道を支障する倒木も
一本あり、暇を見て整備する事にした。倒木は他にも何本かあり、いつもどう整理するか悩ん
でいる。

そんな中、樹間の下には黄色い花を咲かせた「ナニワズ」の群生を見付け足が止まった。
まだ、満開では無いが小さな群落はあちこちにあり殺風景な樹林帯に華を添えていた。


ナニワズは別名を「エゾオニシバリ」といい、オニシバリの亜種で、北海道、本州に分布する。
雑木林の林床に多い雌雄異株の落葉小低木。落葉樹の多くは秋に落葉するが、ナニワズは夏に
落葉するため「エゾナツボウズ」ともいう。樹高は15~50cmと低いため、草に間違えら
れやすいが樹木である。葉は長さ4~8cm、 幅2~3cmの倒卵形で基部が細く、裏は粉白を
帯びた黄緑色。花期は3~5月、花は径1cmほどで、先が4片に分かれて反り返った黄色の
花を枝先に集まるように多数つける。香りがとても良い。果実は楕円形で赤く熟し、有毒なの
で食べることは出来ない。ナニワズとは「オニシバリ」の長野県の方言であり、「樹皮が丈夫
で、鬼でも縛れる」の意味からその名が付いたといわれる。



「ナニワズ」(難波津)   【ジンチョウゲ科】