令和元年11月7日(木)午前:第21回講座「高槻に見る野生動物」を開催しました。
講師は圓入克介さんです。梅花女子大学教授、常盤会短期大学非常勤講師などを歴任され、現在は、森林インストラクターとして、また、本市の自然体験講座などの講師としてもご活躍されておられます。
講座内容は森の生態系に組み込まれた哺乳類の役割について講義を受けました。
また、たかつきの里山で出会った動物たちについて、長年にわたる貴重な記録の写真及びビデオを視聴しました。特に、ご自宅の周囲での観察では、イノシシ、ニホンザル、ニホンジカ、アライグマの動画。フクロウの巣と雛の珍しい動き、モリアオガエルの産卵、カジカガエルの美声、アオフキバッタの産卵などは貴重な記録観察でした。
午後からは第22回講座「高槻の都市公園、街路樹を巡ってみよう」を開催しました。
講師は、たかつき環境市民会議里山グループの皆さまです。里山グループの皆さまは、里山の保全と活用を目的とした竹の活用の研究や、公園樹木種の調査や名札の取り付け、樹木を通じて環境に興味のある子供たちを育てる「こども樹木博士認定試験」などの活動をされています。
まず、公団阿武山地区の街路樹を観察しました。街路樹のある風景とない風景の違いなど町の景観を感じながら観察しました。
続けて、上の池公園内を観察しました。この公園は、「自然を感じる」をテーマに設置された公園、雨水流出抑制調整池を都市計画に取り入れた、大阪府下第1号であると紹介されました。公園内約20種類の樹木を丁寧に説明していただきました。この公園に、はじめて来た受講生も多く楽しく観察しました。
次回の講座は11月14日(木)午前「高槻城の立地と環境」、午後「今城塚古墳を学ぶ」をテーマに、今城塚古代歴史館で開催されます。