｢何でもアリ｣の半日､を振り返る

　前日武蔵野線でEH500撮って喜んで､昨日当日は｢まぁ､イロイロ｣と言う(言葉を濁す)｡
　２７も然ることながら､EF641000が3074ﾚを牽いて身を捩るのが撮りたかった｡米神､根ノ上､いやその前に真鶴｢スライダー｣をやらないと､後悔してもしきれない｡しかし､3074ﾚは品川初電で出掛けても真鶴で入れ違いになるし､況して何か背中を押してくれるネタがないと撮れない代物｡２７の1096ﾚはなんて言うか､その後者に丁度いい｢セツノモノ｣だった｡尤も､まともに撮れないのは百も承知していたが｡

･･･いいんだ､今日は3074ﾚを拝めただけでも良かったし｡

　高坂で1057ﾚが人身事故って､サンライズ○○と以降の貨ﾚのダイヤに大なり小なりの遅れが出た｡早朝の２７牽引1096ﾚと日比谷線13000系電車７両の甲種輸送8860ﾚを拝んで帰る予定だった同業の多くは､サンライズ(ryが通過する0924時まで残っていたが以降は殆ど撤収し､１時間50分遅れの"福通"54ﾚが通過してからは俺独り｡
　新しいフイルムに交換して撮り始めてふとメモを見たら､同ﾚ撮影時点で３コマで列車が３本｡変な欲が沸いてきた｡それは高崎線とか宇都宮線ぐらいに本数がないと出来ない｢挑戦｣であり｢暴挙｣だったが､どっかで我慢しきれなくて｢挫折｣して出来なかった｢悲願｣でもあった｡アレだ､今日は出来るかも知れない｡この逃げ場のないトコでどこまで出来るかわからないけど､｢１コマ１本｣やってみるか｡
　４本目の5082ﾚで意識し始めて10本目の70ﾚまでは､のほほーんと気長にやっていた｡しかし11本目の3002M｢s.v.踊り子２号｣から俄然忙しくなる｡空いているダイヤの隙間という隙間に､遅れてきた貨ﾚたちが殺到してきたのだ｡中でものっけからの13本目1586E(マナ1141時入線：黒磯行､ﾔﾏ区運用)からの10何分間は回送電の3954M(同1148時通過？：ｺﾂ区運用)を挟んで5086ﾚと5062ﾚ^※が相次いで通過していくタイトな運転で､俺も一瞬気を失ったかと思うほど(いや､正直気を失ってます)｡

そんな(自分でやってて自分で言うのも何だが)忙しい時間が２時間半､5052ﾚ通過時まで続いた｡
　ホッと一息つくと残りは10本足らず｡どうやって埋めたもんだろうか､と整理することを考える｡だがここで気を緩めるとついドラをぶん回したくなって｢達成｣できなくなる｡終わるのは寂しいが､まだ先々があると気を引き締める｡32本目になる筈だった8052ﾚ(貴重な鶴が･･･)は1446発の熱海行きに被られたが､新鶴見(信)を遅れて出た3075ﾚがその穴を埋めて､２時間遅れの5094ﾚが33本目に入る｡
　残り３本は1888E(高崎行､ｺﾂ区運用)､8030M｢踊り子110号｣､そして3532E"悪茶"もとい"アクティー"(宇都宮行､ﾔﾏ区運用)で〆てお仕事　糸冬　了　｡あー終わったー､と思ったら足腰が･･･
　アガリ回収は明日の予定だが､見るのが怖い｡やることに｢意義｣があるとは言ってもうまく撮れてなきゃ､アジャ･パァな訳で｡

^※：記憶がぶっ㌧でるのでアレだが｢P｣の処理能力からしたら実際は恐らく､1153時以降の通過かも｡ただ､下りも下りで根府川では8591M"くれいゆ"がのんびりメシ食ってるとこを3005M､s.v.踊り子５号が通過するなどして立て込んでおり､かなり過激な30分だったことには変わりないものと推察される｡