(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

たどり着いたらそこはネ申アン

2011年07月08日 | ぎゃらりぃ「チラ裏」
親しくしてもらってる撮影仲間と一緒に撮影に行くと
初めての場所では「駅間は何処と何処の間?」って
しょっちゅう訊いてみたりしますが
そんな意味で97年秋に行われた山田・釜石お召しの時ほど
(いい意味で)ぁゃιぃ撮影行はありませんでした。
泊まり明けで、機材担いで「やまびこ」に乗り
盛岡から山田線の快速「リアス」だかに乗って
陸中川井で撮影仲間と落ち合う、って聞いた時点からもう…
目的は明日の「本番」なのは互いの共通意識だけど
何せ俺からして「りくちゅうかわい?ドコ?」って訊く程
撮影する線区についての情報が希薄でしたし
迎える仲間もまた、地図引き引きで車走らせてるので
撮れるかどうかすら分からない、あやふやな撮影行です。
件の陸中川井で俺が追い付いてから、ドコで撮るかの作戦会議。
山田線沿線を行ったり来たり、あーでもないこーでもないと
迷い悩んだ末にたどり着いたのは、R106そばの伐採地。
そこでは既に場所取り合戦は始まっていましたが
まだ偽三脚もテープも張られていない一角を見つけた俺らは
そこに偽三脚やらテープやらを張って陣地にして
あとはレンタカーを寝床にして朝を待つことにしたのでした。
そして、当日の朝。

「◯◯君、ここ、何処?」
「何処って、何ですか?(´・ω・)さん」
「いや、駅間。何駅と何駅の間。」
「あぁ…駅間だと、区界と松草の間ですねぇ…」

区界~松草?知らねぇ(w)
尤も、ここが嘗てC58牽引の貨物の難所だったと改めて知ったのは
ウチに帰ってきてからのことですが
みんな殆ど未踏のローカル線での撮影ですから
聞いたのすらぁゃιぃ。
まぁ、後で雑誌に出るだろうし
地元のNHKも取材に来たくらいだから
いずれは分かるでしょ、と軽く考えておりました。
ちなみにこの開けた場所に集まった鉄ちゃん、数百人。
ピントを確り極めようと気張りすぎたのか
出来はあんまりよくなかったようにみえたので
フィルムはマウントに入れずにスリーブのまま
十数年眠ることになりました。


で、こないだ。
改めてルーペで覗いてみた所
さほどピントがボケてるっていう感じではなかったのが分かり
マウント入れしてサルヴェージしました。
一番右の山が兜明神獄(かぶとみょうじんだけ)
その左隣の青い山が岩神山なら
左側、松の木の右にぴょんと小さく見えるのは
姫神山でしょうか。
あの時は闇雲に三脚立てて「陛下万歳!」とか叫んだりして
ただただ楽しんでたものでしたが
なんとまぁ…こんなネ申アングルで撮ってたとは。
ルーペ越しに見える風景を見ながら
しばらく懐かしさと新たな感動に浸っておりました。

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