(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

今日の読書・第二回

2009年10月09日 | 日々雑感
今日は


の残り半分を読んだ訳ですが。

たった数万円の報酬で
ユーゴの紛争に「志願兵」として出ていった夫。
そして、その死を聞いて「遺体を是非持ち帰りたい」と
夫が戦死した村まで出掛けてその遺体を引き取り行く妻。
ロシアがユーゴと陸続きだったから出来た話とはいえ
その成就には、コサックの団体からの寄付等
いくつかの有り難い善意とかがあって
妻のユーゴ行きと遺体のロシアへの帰還が出来た訳で
よくまぁ、連れて帰ることが出来たもんだ。
手を貸したコサックの団体も団体で
気前よく色々と…。
大義名分の為に戦って死んだ同志のためなら、
ってのがあったとはいえ
普通はここまでやらないでしょ。
日本人だったらありえないな…
戦死広報が来た時点で納得してしまうもの。
信じられず、諦めきれないで、という話でも
せいぜい「岸壁の母」っていうのがあった程度で。
(来る日も来る日も舞鶴港にシベリアからの…って話ね)

でも、たかだか数万円の報酬(つか、無報酬)で出征して
コサックである自分を誇りに思い
笑って死んでいった人間に
なんか「かけた梯子を外す」ような結末は
正直、いかがなもんかと。
例え事実といっても、それはあんまりではないか。
もうちょっとね…

んな訳でこの本は 糸冬 了 。
次回はまたおもろいのを読みたいと思います。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぴよ)
2009-10-09 21:43:02
うーん、でも奥さんの気持ちは分かるなあ、って私は現代の人だからね。
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Unknown (ぃょう@某家頁管理人)
2009-10-09 22:27:50
昔はね…日本の場合は戦死した旦那の亡骸を家族が連れて帰るとかってのは出来なかったからね。
運がよくて(復員などで本土に帰還する途上で病に倒れたりして、等で)お骨が帰ってくることはあっても
ひどいとみんなまとめて九段の方に(ゲフンゲフン

ロシア色々とね、あったと思うの。
陸続きではあっても検疫とか書類パスとかで、そのうちブチ切れるってこともあると思うんですよ。
なんで、辛抱とか忍耐とかも含めて大変だったろうなと。
それでもなお、家に連れて帰ったってのはすごいわけで。

さすがにロシアまで連れて帰ったのはその人だけだったそうです。
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