遅れてきた星々④エチコキ！。

車両より先にダイヤの方が先に気になった1052ﾚは､福岡タ～新南陽間を月曜ウヤの3052ﾚで走り､新南陽～東京タ間を日曜ウヤの同ﾚとして走る､東京～九州ｽｼﾞでは変わり種の１本｡
土曜日引き受け分のコンテナを載せて日曜に出発するも途中で止められて､翌日月曜になってから再度出発､到着は火曜早朝｡(因みに5051ﾚは日曜発がウヤ)
似たような週の跨ぎ方をする列車は他にもあるがこれらは配達先の｢現場の都合｣で動くのに合わせたダイヤと言えるだろう｡
何せ働く側も色んな事情がある｡月曜は月曜で人が出払ってていないとか､前の日が休日でモノが現場に来てないとか｡かくいう郵便屋さんの月曜日は､配達や窓口は忙しくても､裏方の区分方・交換方の内務は比較的午前中が｢ひま｣だったりする｡コレは明治通りのどのトラックターミナルを覗いてもいっしょ｡
駄々話になったが列車の話に戻る｡

川崎貨物と福岡タを結んで走るｺｷ200の運用がある｡
かつて鹿島臨海鉄道から武蔵野線経由ででていた積荷にちなんで｢エチコキ｣ともいわれる尺の短いコンテナ車は､現在も上越線・ポンカイ縦貫線などで運用されているが､東海道本線でその活躍が見られるのは少なく､九州行きで見られると知ったのは去年｡
ダイヤ乱れで遅れてきた1052ﾚのカマ次位につながっているのをみて驚いたのが最初｡以後運用が川崎貨物～福岡タ間で行き5051ﾚ､帰りは先述のとおりと分かった｡おそらくｺｷ200本来の走行性能を思う存分発揮できる液化化成品輸送はこの列車に連結の２両だけだろう｡
関東では風規制などの輸送障害が長時間かかるとかして､大幅にダイヤが乱れた時でないと撮れない｡尤も､今回はその東海地区でのダイヤ乱れで撮影できたものだが､日が差してきた中を川崎へ東京へと向かう姿が撮れたのは嬉しかった｡
蛇足だが､前から７､８両目に載ってるがＳＡＮＫＩって新規参入会社の31ft.コンテナである｡