北区社会福祉協議会主催の上映会「大地の詩ー留岡幸助物語ー」を観てきました。留岡幸助については前にもブログに書きましたが、明治の時代にキリスト教に出会い牧師となってから北海道の空知集知監の教誨師として赴任、そこで囚人の待遇や生い立ちを見て囚人の少年期に問題があることを感じ感化教育の必要性から北海道に「家庭学校」を創設した日本の社会福祉の先駆者です。明治時代のキリスト教ですから夫婦ともどもその生涯は苦悩に満ちたもので、また労苦をかけた妻を早く亡くしさまざまな抵抗もありましたが、その志は高く常に他人を愛し、事業の協力者を増やしていきました。私が感心したのは教誨師として赴任した空知集知監での囚人に対して一対一で対面して話を聞き、それを監獄改革、感化教育につなげていったことです。社会の中のさまざまな問題は当事者の生の声を聞くことの大切さを教えてくれたような気がしました。今日は大変良い機会に恵まれました。
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