今日は株価が今年の最安値にせまろうという景況でギリシャをはじめとする欧州不安が世界不況に影響を与えようとするくらいニュースの中、横浜のベイサイドエリアのパシフィコ横浜で行われているバイオジャパン2011に行ってきました。毎年この時期に3日間行われていますが、日本をはじめ各国のバイオ産業が集結、またバイオ(生命科学)に関する大学はじめ研究機関や行政官庁、関連団体、バイオベンチャーも数多く参加します。ブースを設けて各社の技術やセミナー会場において研究発表やバイオ産業のシンポジウムなど様々な催しがあります。近年とくに目立ってきたのは大学はじめ研究機関が多く参加して研究成果を企業に売り込んでいることです。今年のバイオジャパンのテーマは「バイオ成長戦略で世界を変えるーオープンイノベーションで成長をつかめ」とあるように正に研究機関などであみ出した技術革新を産官学が一堂に会してバイオ産業の発展を推し進めていこうというものです。
これだけ見ていると将来は明るい兆しがあると思えてきます。人はその環境の中に入ると、そのように思えてきてしまいます。このバイオジャパンで見た光景が患者さんのための生命科学の発展であれば良いのですが、過去に薬害エイズ事件であったように産官学の癒着構造の中で企業の利益が優先して患者さんに不利益を与えるようなことがあってはなりません。人が行うものは、その発展が素晴らしいものに見えても、その行い方によっては一般市民や患者さんにとって、良い方向にも悪い方向にも進んでいきます。常にその視点を自省していかなければならないと思います。
これだけ見ていると将来は明るい兆しがあると思えてきます。人はその環境の中に入ると、そのように思えてきてしまいます。このバイオジャパンで見た光景が患者さんのための生命科学の発展であれば良いのですが、過去に薬害エイズ事件であったように産官学の癒着構造の中で企業の利益が優先して患者さんに不利益を与えるようなことがあってはなりません。人が行うものは、その発展が素晴らしいものに見えても、その行い方によっては一般市民や患者さんにとって、良い方向にも悪い方向にも進んでいきます。常にその視点を自省していかなければならないと思います。