グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

安倍首相の都議選遊説開始に思う

2013年06月10日 | 日記
2週間後の都議選に向けて安倍首相が遊説を開始した。
首相の街頭演説の中で印象に残ったのが「まだまだ(景気回復の)実感がないという話をよく聞く」という発言だ。
たしかに今日までのいわゆるアベノミクスで潤った企業や家計は世の中全体の中の一部に過ぎない。
首相は「私たちはこの政策を始めてまだ5ヵ月ちょっとしか経っていない」と続けているがこれは無論回答にはなっていない。
今の経済政策を継続していけばいずれ願いが成就するというものでもないと思う。
首相は「今後10年で一人当たりの国民総所得を150万円以上増やす」とも言っているがこれは直接家計収入を意味するものではないだけに目標として誤解を与えやすいし10年後というスパンも長すぎる。
安倍政権はマクロ指標のみならずミクロ指標も、さらには一般家計の動向にも注視し遅滞なく手を打っていかないと消費増税に間に合わなくなる恐れがあるのではないか。