グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

川崎重工の内紛劇に思う

2013年06月14日 | 日記
重工業大手・川崎重工のトップ解任が大きく報じられている。
月末の株主総会を前に大変なドタバタ劇だがしばらく混乱は続くのではないか。
今回の政変は三井造船との合併交渉の進め方にあったようだが解任動議で10対3の採決では止むを得まい。
気の毒だが交渉相手の三井造船もいくばくかのダメージを負ってしまった。
それにしても気になるのは川崎重工の情報開示のあり方だ。
いくら合併交渉が水面下で行われるといっても(新聞で関連報道があった後の)決算説明会でも統合交渉の事実を否定し続けることは株主を欺くことにならないか。
企業の社会的信用の維持を考えるとせめて質問が出た場合には交渉の事実(交渉内容の詳細はともかくとして)くらいは公表すべきだと思う。
それで破談になるようであれば(今回のケースのように)もともと合併の意味が十分ではないということだ。