ISILの偶像破壊活動がどうにも止まらない。
タリバンの仏教遺跡バーミアンでの蛮行がいまだに記憶に新しいがISILの現在の行動はイラク国内の出来事なのだからやはりイスラム教の文化遺産ではないのか。
前者の場合は異教徒の排斥・存在の否定という意味でまだ分からないでもない(それでも決して許される訳ではない)が今回は同じイスラム教を相手にした行動である。
それほどまで偶像の破壊や否定が教義の柱になっているのだろうか。
教義というよりも単に怒りを煽っている、俗にいえばケンカを売っているとしか思えない。
多くの博物館の文化財を破壊することにどんな意味があるというのだろう。
これが人間の業というものなのだろうか。
戦争というのはこういうものなのかもしれないがそれにしてもニュースを目にするごとにISILの改心を願うばかりである。