三井住友FGが社外取締役を大幅に増やす方針だという。
現在はFGとして3人の社外取締役がおりいずれも三井住友銀行の社外取締役を兼務しているが15年度からは兼務を解消しFGで5人、銀行で3人の社外取締役を起用する。
新メンバーとして女性経営者や外国人弁護士、公認会計士などが加わるため多様な意見が経営に反映されることが期待される。
ただ社外取締役を活かすもも殺すも取締役会全体の器量であって人数ではない。
たとえ社外取締役の数が多くとも全く機能していない場合もあろうし少数でも立派に機能しているケースもあるように思う。
社外取締役制度が活きるためためには社外取締役自身の研鑽と適宜適切な情報発信がなされなくてはならないし社内取締役とりわけ代表取締役クラスがキチンとその声を受け止める必要があろう。
双方が口角泡をとばして議論するようでなければ意味がないと思うくらいである。