EUは従来から日本の個人情報保護ルールは甘いとしてEU域内の(本人同意のない)個人情報を日本に移転することを認めていなかった。
ゆえにEU域内で活動する日系企業はある種のもどかしさ、不便さを強いられてきたのだがこのたび関係者の尽力で例外扱いながら容認されることになったようだ。
これはEUで活動する多くの日本企業にとって朗報だろう。
「情報」が第4の経営資源と言われるようになって久しい。
なかんずく個人情報は宝の山である。
ただプライバシー問題が解消したわけではない。
以前にも増して個人情報保護に留意し万全を尽くさなくてはならないことは言うまでもない。
さもなくばまた以前の状況に戻ってしまうかもしれないと考えた方がよい。
それにしてもよEUがよく歩みよってくれたものだ。
EUは米国との間は「セーフ・ハーバー・ルール」とかいう特例措置で企業を限定し国際移転を認めている。
こちらの方は何ら動きがあるのだろうか。