免震ゴムの性能偽装問題はしばらく尾を引きそうだ。
顧客の一部は性能検査の如何にかかわらず製品交換を要求、交換スケジュールの提出を命じた。
何せ大型構築物の土台を取り換える訳だから簡単な工事ではないだろう。
納期も1年がかりになる、・・・・失敗コストはとかく大きいものだ。
何故東洋ゴムはこんな過ちを放置していたのだろう。
報道等によれば担当部門に何らかのプレッシャーがあり偽装を誘発したとされている。
だとすれば組織に問題があったということだ、たとえ故意ではないにせよ。
原因はやはりダブルチェック体制がなかった、あるいは機能しなかったということではないか。
性能検査結果を複数の担当者がチェックしておれば今日のような事態は避けられたハズだ。
複数の担当者でも同じ結果になったとすればこれはもう「何をかいわんや」だ。
東洋ゴムはとてつもない重荷を背負ってしまった、信頼回復に向けて・・・。