グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

元CIA職員の内部告発に思う(その2)

2013年06月20日 | 日記
突然の内部告発だったが米国政府のとった対抗措置は迅速だった。
米国家安全保障局(NSA)の局長が下院情報特別委員会で(個人の電子メール履歴などの)情報収集を通じてテロを50件以上防止したと証言し情報収集活動の正当性を強調していた。
複数の行政機関による情報収集活動がその後の米国内外のテロを未然防止に寄与したことは紛れもない事実だろう。
オバマ大統領も即座に第三者調査委員会の立ち上げを約束し呼応した。
議会も概ねこれらの動きを支持しており元CIA職員の内部告発は終息に向かいそうである。
結局元CIA職員は身の置き所を失ってしまっただけで得るところは何もなかった。
単に正義感や倫理感だけで縛りつけられるほど同時テロのダメージはヤワではないのだ。
それにしても第三者調査委員会が大流行だ、あちらでも、こちらでも・・・(笑)。

シニア向けイベントの盛況に思う

2013年06月19日 | 日記
最近立て続けに地元のシニア向けイベントで定員オーバーのため入場制限を受けてしまった。
一つは地元バンドによるジャズ・コンサート、もう一つは民放アナウンサーOBによる老後の生き方に関する講演会だった。
主催団体は定員数入場後の来場者への対応に大わらわだったが「立ち見でも構わないから」と食い下がる来場者には双方とも期せずして「消防法」をタテに説得を試みていた。
結局最後は法律の出番だ。
ところで主催者側の予想を上回る来場者数の要因は何かといえばは無論ニーズを掴んだイベント企画の巧みさもさることながらシニア層の急増があるのではないかというのが筆者の見立てである。
段階世代の定年退職が始まっている今、前述のような情景はこれから日常茶飯事になるような気がするのだ。
余暇対策ならまだいいが我が国の高齢化対策は就労問題にしても介護問題にしても課題山積で深刻だ。
早め早めに対応していかなければ日本社会が破綻してしまうと思うことがしばしばだ。

元CIA職員の内部告発に思う

2013年06月18日 | 日記
CIAの元職員による内部告発が大きなニュースとなっている。
国家・国民の安全確保のため政府がどこまで監視を強化するかはなかなか難しい問題だ。
オバマ大統領が述べていたように100%の安全と100%のプライバシーの両者を手に入れることは不可能だろう。
聞くところによるとFBやMSには政府機関から年間数千件の情報照会があるという。
ネットの世界でもプライバシーは着実に制約を受けるようになっているが所定の目的の範囲内であってかつ厳正な情報管理下にある場合には容認していいのではないかと思う。
それでもボストンマラソン・ゴール付近で起きたあの爆破事件は未然に防止できなかった。
それほどテロとの戦いは壮絶で果てしないものだ。

カラスに襲われるの巻(その2)

2013年06月17日 | 日記
昨日NHKのテレビ番組「ダーウィンが来た!」を視て10日程前に体験したカラスの襲撃についての疑問が氷解した。
やはりアレは筆者がたまたま子育て中のカラスの巣に近づいたのが原因だったようだ。
それでも威嚇だけで済んだのはまだ幸いだった。
本当に空中で人体に接触してくることもあるとのことなのだ。
あの不気味で大きな(羽を広げると1メートルほどになる!)物体が接近してくるとなると想像しただけでも相当な迫力だが当のカラスは命懸けだそうだ。
やれやれ。
何せ緑には事欠かない山中のことだ。
カラス共ももう少し人間様の通路から離れた場所に営巣したらどうだ、お互いの平和のために・・・。

イスタンブールの反政府運動に思う

2013年06月16日 | 日記
イスタンブールで反政府運動がどうも止まらない。
政府は住民投票の実施など譲歩案を提示したが収束には至らず睨み合いは続いたままである。
今回の暴動のきっかけとなった再開発プランの完全白紙撤回かあるいは首相退陣以外に解決の道はないということか。
多くの死傷者を出した代償はあまりにも大きい。
話はそれるが一連の騒動を冷やかに歓迎している人々もいるかもしれない。
いうまでもなく2020年オリンピック東京誘致を目指す関係者の面々だ。
過去舌禍事件があって慎重にならざるを得ないが最大のライバル都市を襲った突然の不幸は東京誘致関係者にとっては思いがけない出来事だった。
いくら7年先のこととはいえあの暴動を目にしたら開催地として推挙することに躊躇するIOC委員も多いはずだ。
まさに「禍福はあざなえる縄のごとし」、人間社会は何が起こるか分らない。
東京はまだツイているか・・・。

都議選に向けた各党の戦いに思う

2013年06月15日 | 日記
いよいよ都議選遊説が本格化してきた。
今都議選は来月に予定されている参院選の前哨戦として大いなる意味を持つ。
果たしてねじれ現象の解消は? はたまた逆襲はあるのか? 
民主党・海江田代表は乱高下するマーケット指標を取り上げアベノミクスの危うさを訴える構えだ。
目のつけ所はいいが要は「民主党はどう取り組んでいくのか」だ。
3年前の政権交代後に露呈した政策実行能力が再び問われているのだ。
維新の会・石原共同代表は過去何度か経験した都知事選とは若干勝手が違うようである。
それにもう一人の共同代表の舌禍ダメージは計り知れない。
できれば合流以前の「昔の名前」で出たいくらいのものだろう。
さてみんなの党の党首・幹事長間の確執はどうなったのか、気になるところだ。
関係修復は意外と手こずるものである。
自民党・安倍首相の第一声については10日のブログで取り上げた。
各党にとって落とし穴はどこにあるか分からない。
所詮政治は水物、最後の最後まで気を許せない・・・。

川崎重工の内紛劇に思う

2013年06月14日 | 日記
重工業大手・川崎重工のトップ解任が大きく報じられている。
月末の株主総会を前に大変なドタバタ劇だがしばらく混乱は続くのではないか。
今回の政変は三井造船との合併交渉の進め方にあったようだが解任動議で10対3の採決では止むを得まい。
気の毒だが交渉相手の三井造船もいくばくかのダメージを負ってしまった。
それにしても気になるのは川崎重工の情報開示のあり方だ。
いくら合併交渉が水面下で行われるといっても(新聞で関連報道があった後の)決算説明会でも統合交渉の事実を否定し続けることは株主を欺くことにならないか。
企業の社会的信用の維持を考えるとせめて質問が出た場合には交渉の事実(交渉内容の詳細はともかくとして)くらいは公表すべきだと思う。
それで破談になるようであれば(今回のケースのように)もともと合併の意味が十分ではないということだ。

NPB(日本野球機構)の統一球仕様変更に思う

2013年06月13日 | 日記
やはりNPBは統一球の仕様変更を行っていた。
あれだけ「ホームランが増えボールが飛ぶようになった」と関係者の間で騒がれていたのに何故情報公開を伏せたのだろう。
どんな仕様変更であれキチンと情報公開しておれば何も問題はなかった。
仕様変更の理由はいくらでもあるだろう。
NPBは隠ぺいの意図はなかったというが「(ボールメーカーである)ミズノに対し口止めをしていた」というからもう言い逃れはできない。
またしてもNPBは選手会と大きな溝を作ってしまった。
仕様変更が選手生命に影響を与えることぐらい素人でも分る筈なのに。
それにNPBコミッショナー職は前任者もそうだが当事者意識も責任感もなさすぎる。
いくら野球に関心があったとしても外国大使や公取委員長を十分な資格審査もなく引っ張ってくるのは再考したほうがよい。
もっとも内部昇格がベストとは言い切れない、全柔連のようなこともあるし・・・(トホホ)。


アイリスオーヤマの新事業展開に思う

2013年06月12日 | 日記
仙台に本社を置く家庭用品メーカー「アイリスオーヤマ」の動向に注目している。
同社はもともとプラスチック製品を中心にした家庭用品メーカーだったが最近は電機製品事業に進出し気を吐いている。
LED照明設備を手始めに調理機器、扇風機、サイクロン掃除機など電気製品のラインナップを強化しているのだ。
幸か不幸か、大手の電機メーカーはリストラの真っ最中でありベテラン技術者の中途採用環境は好転している。
さらに製造直販方式をとることによりライバル企業に比べチャネルコストの抑制が見込める。
一つひとつ実績と信用を積み上げていけば電気製品事業は近い将来同社の大きな事業ユニットに成長するだろう。
地方発のニュフェース電気企業が一暴れすれば日本経済にも大きな励みになるのではないか。
がんばれ!地方企業、伸びよ!新参企業、出でよ!政府の支援をあてにしない自助企業。

「いつやるか?今でしょ!」の大ブレークに思う

2013年06月11日 | 日記
某予備校のCMにある「いつやるか?今でしょ!」が大ブレークだ。
おかげで発信者の予備校センセイはクイズ番組に、トーク番組に、ドキュメンタリー番組に大忙しのようだ。
あのフレーズはいろんな局面で違和感なく使えるのがミソなのだが何と言ってもCMの繰り返し効果がヒットの最大要因だろう。
古来CMはヒット商品誕生の宝庫なのだ。
坂本冬美の「また君に恋してる」も焼酎のCMに採用されてそれまで埋もれていたビリーバンバンの原曲が生き返った。
宮沢りえは不動産関係のCMで転校生を演じ無名の美少女が一躍スターダムをかけ上がった。
今さらながらCM繰り返し効果の威力はすごいと思う。
ところで件のセンセイもなかなか才能が豊かのようだ。
ごく最近もこんな続編を披露していた。
「どこで勉強するか?居間(いま)でしょ!」