後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔399〕谷川雁がこだわった「村」がここにある気分になります。(矢部顕さん)

2021年09月19日 | メール・便り・ミニコミ
●福田三津夫様

「伊勢大神楽」という国指定重要無形民俗文化財があるのは
ご存知でしょうか?





毎年9月16日、朝、川向うの隣の村から笛の音が聞こえてくると
やがて獅子舞の一行が橋を渡ってわが村に入ってくるのが見えます。

100年もそれ以上の昔から、毎年毎年、獅子舞が来るのは9月16日
と決まっているのです。

この日は、沼村のすべての家庭を1軒1軒訪ねて、それぞれの家の
玄関で獅子が舞いお祓いをしてまわり、御神札を配布していきます。

午後には、村の鎮守のお宮の境内で、総舞という芸能、舞や踊りや
漫才や曲芸などを見せてくれます。

わたしが子どもの頃(高度経済成長の前)には、村中の老若男女が
1年に1回の楽しみで大勢の人たちがお宮に集まりました。
昔から変わらない、まさに村の原風景ともいえるものでした。

我が家にくるこの獅子舞の講社の人たちは、滋賀、和歌山、三重、大阪、
岡山と、ほとんど1年中旅から旅へと歩き続け、獅子舞を各地に届けるのです。

下記をクリックすると動画を見ることが出来ます。

https://www.youtube.com/channel/UCrwvf2XYVCEZdykEIFPiPJg

谷川雁がこだわった「村」がここにある気分になります。

矢部 顕