以前このブログで瀧沢敬三さん(中野区在住)のご著書『破片堂人の歩み』を紹介しました。地方史家であり俳人でもあったご祖父の生涯を活写した労作でした。
今回いただいたメールはご祖父が深く関わっている、『諏訪史』第一巻の刊行100年記念展の案内です。『諏訪史』第一巻は「最高水準の地域誌・郷土誌の専門書」として評価が高いものだそうです。お近くの方は足を運ばれたらどうでしょう。
●福田緑 様
私事のご案内にて、失礼いたします。
先月、諏訪史博物館から、別添の展覧会案内チラシが送られてきました。
一瞬迷いましたが、昨年小著『破片堂人の歩み』をご案内したところ、有難くもご主
人さまが、さっそくに入手していただきました。
とすれば、このたびの展覧会は、まことに偶然というか、ご縁、めぐり合わせという
か、人生の出会いというかーーーこの熱い思いを、福田ご夫妻へもお知らせしたくご
案内した次第です。
添付のチラシをお読みいただければ、展覧会の趣旨が記されています。
その解説の中に、祖父(瀧沢益作)の名前も記されていました。と言いますのも、祖
父のそもそもそも収集した考古資料を、中央の考古学者 鳥居龍蔵が注目して、諏訪
史研究ののために、貴重な資料であることを初めて公的な考古地方史に記録されたと
いう書物です。このたびは、その刊行100年記念展といういう特別展でした。
すでに拙著は、ご一読されておられると思いますが、ご参考までに、小著『破片堂人
の歩み』でも、『諏訪史 第1巻』については、最も基本の資料でしたので、小生も
解説してあります。
53p−55p。これに関係して、この書の執筆に協力された考古学者 八幡一郎
(当時は、学生)先生に生前、お会いしてお話を伺っていましたので、ついでにその
対談記録(72p−87p)もお読みいただけると、明治、大正時代の諏訪地方の考
古学状況が、より一層おわかりになるかと思います。
このたびの展覧会開催は、小生にとって、正に「奇跡」ですね!
身近の中に日本の歴史、考古などに興味のあるかたへの、小著『破片堂の歩み』
のご案内をしていただければ、幸いです! Amazon では、すぐに取り寄せられます
し、書店でも、2週間以内にはとのことです。
相変わらずの、わがままをご寛容下さい!
立春が過ぎたとはいえ、寒さは、一段と厳しい毎日です。
くれぐれも、ご自愛され、ご夫妻のご活躍をお祈りしています!
瀧沢