先日の終戦の日にちょっと取り上げた、映画の事をご紹介。
まず、私は戦争映画や戦争ゲームが好きだけど、それは「歴史」をなぞらえるから好き なんでね、戦争自体を肯定していないという事は、最初にお断りしておきます。
今ウクライナでロシアがドンパチやらかしているけど、正式には戦争と呼ばれていない様です。
何故なら、ロシアが「宣戦布告」していないからだそうで・・・。
尤も、やっている事は戦争と言うよりウクライナ人の虐殺だから、戦争と呼ぶにはおかしいとは思う。
※しかし、戦争は「人を殺しても罪に問われない」んだからおかしいと思うのですけどね。
けれども、例えば自衛隊員が武力で攻めてきた外敵を、民間人を守るために射殺した場合、罪に問われてはおかしい。
この場合は「正当防衛」と言えますからね。
その辺が、戦争のルール、と言われる部分なのだと思うのですが・・・、何とも割り切れない部分では有ります・・・(><)
実際、先日紹介したパトリオット・ウォーも、何十人も人が死ぬ描写がされています。
戦争映画を見る事は、人があっけなく悲惨に死ぬ姿を見る事で、反戦の気持ちにつながる面もあると思うのです。
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ただ、私の場合、こちら側の歴史的興味と登場する戦車への興味の方が俄然強いのですが・・・(^^;)
歴史的興味
第二次世界大戦のドイツ軍モスクワ侵攻当時、モスクワ直前で28人のソ連兵が最後の防衛に当たり、それで侵攻をしのぎ切った と言う事実が有るわけで、「はぁ? マジですか!?」と。
今のロシアに彼らを称える碑が存在しているそうなので、史実らしい。
そんな事実が有ったとしたら、その28人がどうやってドイツ軍の侵攻を防ぐ事が出来たのか? 彼らはそこで生き残れたのか? って興味
次は、ドイツのⅢ号・Ⅳ号戦車が登場する(実車に見える)
実車だったら骨董品的価値があるし、CGだったらどこまで「らしく」表現されているのか?
若干ネタバレになりますが、この28人、ソ連軍の増援が来るまで踏みとどまらなくてはならなくなった28人であって、もっと大きな部隊でドイツ軍の攻撃を跳ね退けていたんです。
ドイツ軍の波状攻撃で他の多くの仲間が死んでしまい、次のドイツ軍の攻撃が来た場合、この28人だけで立ち向かわなければならなかった、と言うのが実情。
そして、結果この28人が抵抗して次の攻撃を撥ね退けた事で、ドイツ軍がその次の攻撃を諦めた、という事だったのね。
映画としては、「実際こんな動きをしていたら、すぐ見つけられて撃たれてしまうだろ!?」みたいなシーンもあるけど、出て来たⅢ号・Ⅳ号戦車は実車の様に見えたし、戦場の悲惨さは良く描かれていたし、それなりにいい映画だったと思う。
でも、戦争をさせているのは現場を知らない頭でっかちで、人が死のうが「頭数だけ揃えればいい」としか思っていないであろう人間。
例えば、ドイツは重装甲巨砲主義、連合軍は物量。
ドイツが「相手を確実に撃破してこちらは相手の攻撃を確実に跳ね返す」戦車を投入しても、連合軍は数で対抗する形がしばらく続き、ドイツ軍と連合軍のキルレートは1対5。
つまり、ドイツ戦車1両を撃破するのに、連合軍戦車は4両は撃破されていた、という事。(ドイツ軍の4倍の死者、って事ね。)
戦争は人命を捨て駒の様に使っている、という現実。
「人命の重さを、世の指導者は、何も感じていない」って事を今のプーチンが体現していると思うよ(><)