エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

豊島園周辺

2014年12月19日 | ポエム
豊島園周辺は、時間のタイムカプセルである。
16日に吟行した「白山神社」は、平安の時代の創建である。



正体は分からないけれど・・・ぼくの知識では読み解けないし理解を越える石柱である。
おそらく、道票であろうと思われる。
しかし、刻まれている文字が読めない。

文字が薄れている。
風化の進行は、かなり古いものであると知らせている。



この石柱は・・・なんだろうか?
「駒止(こまどめ」」であろうか?

人の往来の多かったと云う、証左でもあろうか。







「冬桜古き寺院の甍かな」







雪囲いである。
冬牡丹がひっそりと隠されていたり・・・すると楽しい。



豊島園周辺を歩くと、寺通りがある。
江戸府内から疎開した寺が多いと聞く。
また、先の大戦で焼き出されてしまった結果とも聞く。



その通りを歩いていると、甍のこちら側に寒緋桜が咲いていた。
冬の桜である・・・。
冬の花見と洒落込んだものであった。




       荒 野人