エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

今朝の秋

2015年09月01日 | ポエム
夏休みを終る。
長く、且つ厳しい夏であった。

実はこの夏、病を克服する闘いの日々であった。
夏休みを使った闘病の日々だった、のである。

7月下旬、検査入院。
入院手術までの間隙を縫って、孫たちと奄美大島への旅。
入院の前日、伯母の通夜・告別式。

告別式の翌日入院。
立秋の前日であった。

そして手術・・・。
心臓バイパスである。
胸骨を切り、心臓を取り出す・・・。
冠動脈が三本とも詰まっていた。

実は、今もリハビリに励んでいる。
手術の痛みが、未だ除ききれない。
とりわけ、胸骨の痛みである。

一進一退の日々である。
今月の句会はおそらく、無理できないだろうと思っている。

入院から、まだ1ヶ月にならない。

退院後、近所を歩いた。






みむらさき音も光もため込んで




紫式部が色づき、秋が見えた。
風が匂う・・・。

猛暑日の中入院したのだけれど、退院してみれば秋の気配である。



病室の窓から、大夕焼が良く見えた。
窓からは、空が区切られているのだけれどぼくの空であった。



まだ、入院中と今までのメモを俳句にしきれていない。
しきれていないし、その「意欲がまだ湧いて来ない。

ブログは再会するけれど、毎日更新はできないかもしれない。
体調と相談しながら書き繋いでゆくつもりである・・・。



               荒 野人