エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ほろほろと

2015年09月17日 | ポエム
萩の花は、誠にほろほろと咲くのである。
そのたおやかさに、ぼくは感銘を受ける。

秋の気配であり、佇まいであるのだ。



萩の花にいろいろと語るべき蘊蓄を、ぼくは持っていない。
ただ・・・愛でるのである。



而して、秋の耽美的な装いに埋没する。
その精神的豊かさに、どこまでも沈殿していくのである。







「ほろほろとなをほろほろと萩の花」







萩の花がしばらくは楽しめる。
秋の深まりが楽しみである。



        荒 野人