エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋の蝶

2015年09月29日 | ポエム
秋の蝶は、自らの命の儚さを知っている。
儚さ故の舞い方であり、花の蜜を貪欲に吸う姿であったりするのだ。



秋の蝶は、白い秋を知っている。
同時に、キバナコスモスの残照のごとき黄色を熟知している。







「秋の蝶ゆくえは風の音ばかり」







だからと言っては・・・可笑しいけれど秋の蝶は、直ぐに見つかるのである。



黄色か白の花を見つければ良いのだから。



        荒 野人