山吹が満開の呈である。
ぼくは、悪代官の気分が分かるような気がする。
山吹色の小判の山を前にしたら、悪代官ならずとも一人占めしたくなるだろうと思う。
含み笑いして「越後屋!お主も悪だのう!」
と、言い放ってみたいものである。
八重山吹の向こうの紫花菜のボケた感じが良い。
紫花菜を花大根と云うむきもあるけれど、ぼくは前者の名前をよしとしたい。
紫花菜・・・この呼び名のほうが情緒があるではないか。
「山吹の向こうの花の一重咲き」
「八重山吹花びら重く散り去りぬ」
ぼくの悪代官修行は、あっと云う間に終わった。
越後屋はちりめん問屋だが、海船問屋は駿河屋と相場が決まっているのも楽しい。
空想や連想に遊ぶのも愉快で分かりやすい。
こうしたキャラクターが登場すると、ドラマはヒットする。
筋書きが予想出来るし、必ずそうなるからである。
言い替えれば、期待を裏切らないからなのである。
勧善懲悪のはっきりした解決の所以である。
さて、八重山吹も見頃である。
近所の山吹の色合いはどうだろう?
と、散策するのは意外に楽しい遊びである。
荒 野人
ぼくは、悪代官の気分が分かるような気がする。
山吹色の小判の山を前にしたら、悪代官ならずとも一人占めしたくなるだろうと思う。
含み笑いして「越後屋!お主も悪だのう!」
と、言い放ってみたいものである。
八重山吹の向こうの紫花菜のボケた感じが良い。
紫花菜を花大根と云うむきもあるけれど、ぼくは前者の名前をよしとしたい。
紫花菜・・・この呼び名のほうが情緒があるではないか。
「山吹の向こうの花の一重咲き」
「八重山吹花びら重く散り去りぬ」
ぼくの悪代官修行は、あっと云う間に終わった。
越後屋はちりめん問屋だが、海船問屋は駿河屋と相場が決まっているのも楽しい。
空想や連想に遊ぶのも愉快で分かりやすい。
こうしたキャラクターが登場すると、ドラマはヒットする。
筋書きが予想出来るし、必ずそうなるからである。
言い替えれば、期待を裏切らないからなのである。
勧善懲悪のはっきりした解決の所以である。
さて、八重山吹も見頃である。
近所の山吹の色合いはどうだろう?
と、散策するのは意外に楽しい遊びである。
荒 野人