エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

月冴ゆ

2015年01月06日 | ポエム
月冴ゆ。



この月、満月の四日前である。
五日・・・昨夜が満月・・・望月であった。

ただし、正確には5日13時53分に満月となったのであって夜ぼくたちが見た月は少し欠け始めている。
満月が欠け始めて、その三日後には句会である。







「瑕疵もなく中空の月冴えわたる」







枯枝は、月見には恰好である。
枝の区切る大気は、冷たい。

これもまた、自然の奏でるシンコペーションでもある。



これは満月・・・。



四日の月である。
満月を指呼にする月・・・。

まだ、瑕疵がある月だ。
左下が欠けている。



満月を望月といった古人の、感性に感服するしかない。
一切の瑕疵のない月こそ、望みが叶った月である。





       荒 野人


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