エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

葛西臨海公園の水仙

2016年01月22日 | ポエム
元々は、伊豆下田の爪木崎の水仙である。
それが増えて、臨海公園のポイント地点になった。



なかなか見事な水仙たちである。
けれど、過日の大雪で茎が薙ぎ倒されてしまった。

公園の作業員の方に聞くと、本来は未だ五分咲きなのに・・・。
「そう、もう終わりの雰囲気ですよね!」
と、ぼくは言ってしまった。



二月に水仙祭が予定されている。
作業員の方は、残念そうに・・・。
「二年前の水仙も、悲惨でしたね・・・!」
と、言った。







「水仙花ただ一枝に噎せ返る」







水仙は、こうしてアップで鑑賞する他は無い。
実に見事な水仙である。



ぼくが、この水仙畑を離れようと背を向ける。
たちまち、香りが強まって噎せ返るように感じたのであった。

もう一度は、この水仙に会いにこようと念じた。
海浜に出ると、海は煌めいていたのであった。



     荒 野人


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