酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

嵐の日曜日

2006-09-18 18:50:52 | のほほん日記系
【土曜日】
私はあの台風17・19号以来、強い台風には慎重になる。
今回も東の2階の窓にシャッターが付いていないことを気にしていた。
毎年台風の前日になって『シャッター付けとけばよかった』というのも災害に対する認識の甘さだろう。
『うーん、直撃コースなら東風!何か対策しなければ』
窓ガラス飛散防止に強化フィルムを貼ることにした。
1つ目の窓をはずし、風呂場で洗浄とフィルム貼りを終了。
『まぁ、直撃するのはここくらいで、もう片方の窓は隣家の陰だから・・・』
と無理やり納得し、補強作業は片方の窓で終わった。
いつもの【根性なし】というものである。

【日曜日】
午後4時頃から風も強く、窓シャッターを下ろす。
長い夜はテレビ映画を見ながら、と思った矢先【真っ暗】である。
停電は5分毎に点いて消えて、瞬停を繰り返し、とうとう完全に沈黙した。
嫁「懐中電灯は?」
私『あ、車の中・・・』
嫁「取って来れんやん・・・いっつもこんな、役に立たん!」
私『ロウソク点けたら?』
嫁「ロウソクはあるけど、ライターは?」
私『車の中にはある・・・タバコやめたからここには持っていない』
嫁「馬鹿じゃないの、電気もガスもなんでも揃っているのに、何で準備してないの?」
私『まぁ、いいやん、どうせ寝るだけだし。ケイタイの明かりでも明るいし』
嫁「あー言や、こー言う。この役立たず!!!!」
どうせ文句言われるだけなので、『2階を見張ってる』とビール片手にさっさと寝た。
娘たちは安全な1階に寝たようだ。

【月曜日】
台風が過ぎたが、停電は復旧しない。
朝、6時頃様子を見に外に出ると庭がメチャメチャのドロドロだった。
まず、カーポートの屋根が2枚吹っ飛んで割れ散っている。
玄関先にはウッドラックが転がって行く手をふさいでいた。
何とかまたいで、倒れたバラアーチをくぐり、自転車小屋の倒壊を確認した。
『あーぁ、こりゃだめだ。屋根の骨組みが折れてる』
近所に飛び散った車庫屋根の破片を集めてから、自転車小屋の解体を開始した。
ご近所さんたちも外に出てきて各々の片づけが始まった。
『まぁ、自作で数年持ったからいいとしよう』
ベキベキと波板を外し、パイプのジョイントをデカイハンマーで破壊する。
ポリカの波板は丈夫で痛んでない。しかし骨組みパイプのジョイントの数箇所はいとも簡単に手で捻じり折れてしまった。風による金属疲労はすごかった。

ちょうど昼になってやっと停電が復旧した。
冷蔵庫の温度は「HI」冷凍庫は「0℃」、ちょっと微妙。

結局、ご近所ではウチと2件隣が目に見えて被害甚大だった。

【喉もと過ぎないうちに2階にもシャッターを取り付けよう】