
西日暮里から日暮里、谷中を通って上野まで散歩してきました。
最近気付いたのですが、写真を撮りたい町を決めて電車で直行するより、地図上でなんとなく歩く道筋を決めて適当な駅で降りる方が面白いです。
西日暮里は荒川区になります。学制の時に繊維街は何度か来たことがありますが、その他は未開の地です。

とりあえず西日暮里で降りて、谷中銀座商店街を目指して適当に歩きました。
上野から不忍通りを通って谷中まで北上したこともあるんですが、日暮里辺りから上野方面へ行く方が面白かったです。

西日暮里4丁目の高台にある公園です。昔この場所は道灌山と言われたようです。江戸時代には筑波や日光も臨むことが出来たとか。。
この地を目指す人が目印にしたと言われる松の木です。根元が曲がっていて不思議な形です。



西日暮里公園を少し下ると諏訪神社がありました。


最近、F2を頻繁に使ってます。 芯を残したようなボケ味と薄い深度、そしてAI以前のオールドレンズなのに、ピント面は解放と思えないくらいシャープ。くせになります。。
ほんとこのレンズ好きです。。 NEW Nikkor、Ai-sはコントラスト強め、現代Gレンズなんかは線が太い、それらに無い線の細さ。そしてB/W設定で見てると、グレー部分が良く出て柔らかく写ります。

谷中銀座商店街に出ました。
谷中・根津・千駄木、は下町散歩の名所。頭文字を繋げて谷根千(やねせん)と呼ばれています。
江戸時代には、今は上野公園内にある寛永寺が出来た後、枝分かれして小さな寺が沢山作られ、参拝客で賑わう行楽地になりました。
戦火を免れて昔からの建造物が残るこの地域は、昨今のレトロブームの追い風を受けて町おこし的には成功しているように見えます。


民芸品のお店、総菜屋、隠れ家的なお洒落カフェ、パン屋、個人ギャラリーなどなど、密集してます。
下町的な部分は高円寺、そしてお洒落な小さい店が多い下北を足して2で割った感じでしょうか。。
食べ物でいえば、何故か揚げ物やに行列が出来てます。すれ違う人は皆メンチカツ片手に歩いてます。
小綺麗な感じがするだけに、何故メンチカツなのかちょっと謎です。。w
高円寺だったら焼き鳥、下北だったらクレープですかね。 天の邪鬼な僕から見ると、谷中銀座はちょっと中途半端感が漂う。。


そんなこと思いつつも、メンチカツ、スコッチエッグ、唐揚げ、しっかり食べました。。w
還暦は過ぎているかと思われる3人の女性で切り盛りしている揚げ物屋で列に並びました。
浅草メンチ的な、観光地向けの味では無かったですが、素朴な味わいで美味しかったです。

猫が沢山いると聞きますが、僕がこの谷中に来た3回で見たことある猫は2~3匹です。
江ノ島の方が多いような気がしますね。。 商店街があまりにもがやがやしているので、違う場所にいるのかもですね。
揚げ物の匂いに引き寄せられて、その場にいた唯一の猫が寄ってきました。


何ともいい表情の子で、10歳は超えてるご老輩かと思います。


帰りは不忍通りよりも東側をジグザグに歩いてみました。
一軒家が密集したガチな住宅街なので、1枚も写真は撮れませんでした。。。w
最近思うんですけど、住宅街なんかでカメラ持って、道端の花とか撮っているつもりでも、端から見たら盗撮してる怪しい人って思われる可能性がありますね。。
通報でもされようものなら一発で手に縄がかかるハメに。。。w 休日で通りの人は少ないとはいえ、こういう部分は結構気にして撮影してます。
次はもうちょっと住宅街は避けて、下調べしてルートを決めてから歩いてみようと思います。

最後は不忍池で一枚。