サラリーマン生涯賃金 10年で2000万超も減っていた!(R25) - goo ニュース
サラリーマンが生涯で稼げるお金って一体いくらくらいなんだろう。ひと昔前まで、月給やボーナス、退職金も含めた賃金は約「3億円」といわれていた。しかし、最近は減給やボーナスカットの話題ばかり。そんなに稼げるとはとても思えないけど…。そこで、現代サラリーマンの生涯賃金を探るべく、厚生労働省の調査データを基に算出してみた(各年代の給与額を勤続年数分合算+中央労働委員会が調べた退職金の平均額)。
いきなり結果をいうと、大卒で定年(60歳)まで勤めた場合のトータル給与額は平均で約「2億5317万円」。退職金の平均額2175万円(中央労働委員会調べ)を加算した“生涯賃金”は「2億7492万円」となった。業種別にみた稼ぎ頭は「金融業・保険業」で、生涯賃金は3億円超え。逆に「宿泊業・飲食サービス業」は辛うじて2億円を上回った。また、トータル給与額だけで比べても従業員1000人以上の大企業と、100人未満の中小企業ではどの業種でも1億円近い開きがあり、業種や企業の規模による格差は想像以上に大きいよう。
ちなみに10年前と比較するとどうか?平成11年度のトータル給与額は全業種平均で約「2億7655万円」。退職金をプラスすれば、なんとほぼ約3億円になる。冒頭で触れた「3億円説」は10年前の数字が根拠になっているのかも。
それにしても10年前と比べ、生涯賃金は約2200万円も減っているのか…。特に、近年の落ち込みは激しい。リーマンショック前年の平成19年は「2億8553万円」だから、わずか2年で1000万円以上も減ったことに。
賃金コンサルタント会社・賃金管理研究所は「査定に高いハードルを設ける企業が増え、昇給する人の数自体が減ったことも平均賃金額を押し下げた原因」と分析。ただし「結果を残した人の給料は今でもちゃんと上がっています」と付け加える。3億円への道は遠いけど、気長にコツコツ稼ぎますか。
日本の国力の減退をまざまざと見せつけるような結果といえます。
サラリーマンが生涯で稼げるお金って一体いくらくらいなんだろう。ひと昔前まで、月給やボーナス、退職金も含めた賃金は約「3億円」といわれていた。しかし、最近は減給やボーナスカットの話題ばかり。そんなに稼げるとはとても思えないけど…。そこで、現代サラリーマンの生涯賃金を探るべく、厚生労働省の調査データを基に算出してみた(各年代の給与額を勤続年数分合算+中央労働委員会が調べた退職金の平均額)。
いきなり結果をいうと、大卒で定年(60歳)まで勤めた場合のトータル給与額は平均で約「2億5317万円」。退職金の平均額2175万円(中央労働委員会調べ)を加算した“生涯賃金”は「2億7492万円」となった。業種別にみた稼ぎ頭は「金融業・保険業」で、生涯賃金は3億円超え。逆に「宿泊業・飲食サービス業」は辛うじて2億円を上回った。また、トータル給与額だけで比べても従業員1000人以上の大企業と、100人未満の中小企業ではどの業種でも1億円近い開きがあり、業種や企業の規模による格差は想像以上に大きいよう。
ちなみに10年前と比較するとどうか?平成11年度のトータル給与額は全業種平均で約「2億7655万円」。退職金をプラスすれば、なんとほぼ約3億円になる。冒頭で触れた「3億円説」は10年前の数字が根拠になっているのかも。
それにしても10年前と比べ、生涯賃金は約2200万円も減っているのか…。特に、近年の落ち込みは激しい。リーマンショック前年の平成19年は「2億8553万円」だから、わずか2年で1000万円以上も減ったことに。
賃金コンサルタント会社・賃金管理研究所は「査定に高いハードルを設ける企業が増え、昇給する人の数自体が減ったことも平均賃金額を押し下げた原因」と分析。ただし「結果を残した人の給料は今でもちゃんと上がっています」と付け加える。3億円への道は遠いけど、気長にコツコツ稼ぎますか。
日本の国力の減退をまざまざと見せつけるような結果といえます。