天気
夕方から
なんだって
角田光代 作:愛してるなんていうわけないだろ
を読みました。
小説と思って開いてみたら、エッセイでした(笑)
この作品は、91年の冬に発行されていて
作者の楽しいエピソードを読みながら、その当時の私を
思い出していました。必死だったあの頃。
作者も、大学を卒業して間もない時期で、先日読んだ
“今何してる?”よりも10年ほど前に書かれています。
ということで、やっぱ年齢とモノの感じかたって密接だなと
感じました。
私は、相手の好意を、額面どおり受け取れないタイプの人間なのですが
作者にも、そういう傾向があったようで、客観的に他人が分析している
様子を、読んでいると「ああ、なるほど、深読みはいかんなぁ」と
あらためて思いました。
そのほか、エジプトの市場でのやり取りをモチーフに、お金の感覚を綴った
“フリーマーケット・デイ”や
いい事があったり、その状況が長い間つづくと、
これは“夢”なんだと思ってしまうということを書いた
“悲しいベンチ”など、26篇のエッセイが収まっています。
きっと、今よりも、もっとあどけなかったであろう作者が
今と変わらぬ、さりげなさで、身の回りの些細なことを綴っています。


角田光代 作:愛してるなんていうわけないだろ
を読みました。
小説と思って開いてみたら、エッセイでした(笑)
この作品は、91年の冬に発行されていて
作者の楽しいエピソードを読みながら、その当時の私を
思い出していました。必死だったあの頃。
作者も、大学を卒業して間もない時期で、先日読んだ
“今何してる?”よりも10年ほど前に書かれています。
ということで、やっぱ年齢とモノの感じかたって密接だなと
感じました。
私は、相手の好意を、額面どおり受け取れないタイプの人間なのですが
作者にも、そういう傾向があったようで、客観的に他人が分析している
様子を、読んでいると「ああ、なるほど、深読みはいかんなぁ」と
あらためて思いました。
そのほか、エジプトの市場でのやり取りをモチーフに、お金の感覚を綴った
“フリーマーケット・デイ”や
いい事があったり、その状況が長い間つづくと、
これは“夢”なんだと思ってしまうということを書いた
“悲しいベンチ”など、26篇のエッセイが収まっています。
きっと、今よりも、もっとあどけなかったであろう作者が
今と変わらぬ、さりげなさで、身の回りの些細なことを綴っています。