にぎやかな部屋 (新潮文庫 ほ 4-20) 星 新一 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
天気
星新一 著 : にぎやかな部屋
を、読みました。
ショートショートの王様?の星新一の
中編小説を、本屋さんで発見してしまいました。
とあるマンションの一室、そこに住むのは
女の子と両親の3人家族です。
しかし実は、目には見えない他の3人も一緒に住んでいました。
金貸しと占いを生業としている夫婦は
マンションの一室が仕事場です。
お互いの仕事相手が現れるたびに
一方は主に、一方は秘書になり商売に励むのですが
やってくるお客たちにも、どうやら目に見えない人々が・・・。
あるマンションの一室を舞台に、交互に登場する人物達。
これは、作者が戯曲を書くつもりで書いた小説だそうで
読み始めてすぐに、舞台の上にしつらえられた
マンションの一室が浮かび、明るいスポットライトに照らされる
人物と、その傍らで青白いライトにぼんやりと浮かび上がる
人物が頭の中に浮かんできます。
その目に見えない人とは?
ショートショートの王様、星新一が描く
ちょっとスピリチュアルなお話です。