天気 今日の天気はの予報
みなさん、おはようございますっ!
今日もまた早起きしてしまいました。
現在朝の4時55分です。
さすがに昨日はウイークデイで、
16時間ぶっ続けで、寝たわけではなく。
深夜3時に、寝違いして首の痛さと、
布団の中の暑さに、目が覚めてしまいまして、
それでもしぶとく寝ようとがんばりましたが、
目が冴えてしまって、結局起きだしてきました。
今日は一日が長くて、得した気分ということにして、
一日頑張ってゆきましょう
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シルエット |
島本 理生 | |
講談社 |


島本理生 著 : シルエット
を、読みました。
主人公“私”は、高校2年生の8月3日、最後の話し合いをして、
そして冠くんと別れました。
穏やかで、まるで春の雨のような温かい彼の事を、
全身で好きになった“私”は、しかしその愛情を受け止めてもらえず、
賢い二人は、話し合い別れを選んだのでした。
その後彼女が出会った、大学生せっちゃんは、冠くんとはちがった
温かさで、彼女を温めほぐし、包みこんでくれます。
その恋に出会う前の、“私”の様子。
冠くんの親友、はじめがもたらした、人と打ち解ける高校生活。
等身大の当時17歳だった著者が綴った、
群像新人文学賞優秀作受賞。
“リトルバイバイ”を読んでから、どれくらいたったでしょうか?
このブログには記録がないので、5年以上前ということになります。
久しぶりに読んだ、島本作品はやはりどこか印象が違いました。
以前読んだ時は、やけに大人っぽい10代だなと思ったのですが、
今回は、内容が10代の恋を題材にしているので、
とても若さを感じました。
単純にストーリーを見れば、そんなにフラフラしてちゃいけませんよ。
と、老婆心ながら主人公である“私”に説教したい。
でも、それが10代の恋というもの。
著者も言っているように、自分の心の中に他人を受け入れるのは
とても大変な作業なのです。
とんと忘れてしまった、二十数年前の私も、
友人たちとの距離感に、深く悩んだはずで、
しかし、その時はそんなに大げさには考えてもみませんでした。
いえ、考えていることに、気がつかなかったんだと、思いました。
高校生の女の子なんて、見かけは全く大人以上に大人なんだけど、
やっぱり中身は、産毛がポヨポヨしたひよこちゃんなんだな。
そんな風に思えるほど、私は大人になり、
10代って切ないな。と思った物語でした。
天気 たぶん一日かな?
ただいま朝の5時です。
起きたのは、4時です。
なぜこんなに早起きかと言うと、
話は土曜深夜にさかのぼります。
明日は休み~~~☆という、
くつろいだ気分から、土曜の夜は
どこかに繰り出さずとも、遅寝になるのは、
私だけではないでしょう。
土曜深夜と申しました通り、
土曜は、ハズの帰りが遅かったこともあり、
深夜2時に就寝しました。
そこからまた、爆睡してしまったのです。
深夜2時に寝て、何時まで寝ていたと思います?
私も最近、嘘のような爆睡を毎週続けていましたので、
「今2時やけん、明日起きるの午後3時か4時かも~(笑)」
といって、ベッドに入ったのです。
その見通しが、全く甘かったと思い知らされました。
中学3年の娘が、「ママ御飯よ。」と、
小さな声で、呼び掛けてくれたその時間。
“ご飯”という、そのキーワード!!
そう、敏感なあなた、あなたならもうお気付きでしょう。
そう、私が目覚めたのは・・・・・
午後6時
だったのです。
そして、起きぬけにハズが作ってくれた夕食を食べ、
ぼんやりしたまま、デザートを食べ、
風呂に入って、ビールを飲み、おつまみを食べ、
何と深夜12時過ぎに、また就寝しました。
日曜日に起きていた時間、なんと6時間少々。
いつもの睡眠時間と活動時間が、見事に逆転しています。
ということで、日曜日をほとんど寝て過ごし、
食べるために、少しだけ起きただけなので、
さすがに今日は、早朝に目を覚ましたというわけです。
そんなわけですが、大丈夫でしょうか私。
16時間も、トイレにも行かず、飲み食いせずに、
ノンストップ睡眠。
これが、まだまだ若いのなら
決して、わからないわけでもないでしょう。
しかし、41歳の中年女性が、こんなんアリですか?
ホントにここ一カ月くらい、週末は午前中に
起きたことがないし、睡眠時間はどんどん伸びているので
そこはかとなく恐怖を感じています。
しかし、寝ると沈みがちな気分とかが、すっきりとして、
なんというか、高熱の後の毒気が抜けた爽快感に似た
感覚で、身体がやけに楽になります。
やはり、寝るって心身に大切なことなんでしょうね。
ってことで、このひどい寝坊を片づけてよいものなんでしょうかね?
とにかく、私を寝せることに何より喜びを感じている、
優しいハズに、深く感謝して、また一週間頑張りたいと思います。
皆さんも、一週間楽しく頑張ってゆきましょう
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あなたの呼吸が止まるまで |
島本 理生 | |
新潮社 |

島本理生 著 : あなたの呼吸が止まるまで
を、読みました。
朔は、小学校6年生の女の子。
両親は離婚して、父に養われています。
父は舞踏家ですが、マイナーな分野なために、
有名であっても、家計は苦しいため、
普段の父は、舞台の大道具の仕事をして
生計を立てているのでした。
うっすらと感じる、自分に対する母の拒絶など、
多感な時期に差し掛かった、朔の成長を
つぶさに感じ取る大人は、おらず。
家事を器用にこなす素直な朔は、
自分の成長に、戸惑っている事さえ
気がつくことのない、子供でした。
そんなときの、優しい言葉をかけてくれる大人との出会い。
その出会いが、彼女の心の闇を
作ることになろうとは、大人も、
もちろん、寂しさをたたえた少女にも、
知る由もありませんでした。
久しぶりに手に取った、島本作品。
予備知識なしに読み始めたので、
小学6年生の女の子の、一人称の物語が
一体どこに着地するのか?と思っていたら、
とんでもなく、大きな問題提起を投げかけられた作品でした。
どんなに手のかからない、子供でも
子供は子供。周囲の大人が、しっかりと
見守ること。そしてゆるぎなく愛されているという実感を、
感じることができる環境を、作ること。
それが、保護者という名の大人の責任なんだなと感じた、
衝撃の作品でした。
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下地先生の教え |
下地 敏雄 | |
朝日新聞出版 |

下地敏雄 著 : 下地先生お教え
を、読みました。
本屋で一番目立つ所にあって、即買いした本。
“さんまのからくりTV”で、一躍有名になった著者は、
現在も福岡県久留米市で、教鞭をとる現役教師。
お茶の間に、強烈なインパクトを与えた、
GTO(グレート・ティーチャー・おネエ)のキャラは、
全くの天然で、番組の相談コーナーが好評で、
本になったようです。
・自分の夢や希望がかないません
・生きてゆくのが辛くなる時があります
・どうすれば人に好かれますか
等の、短いセンテンスの質問に、
下地先生らしい、丁寧な言葉遣いで、やさしく、時には厳しく、
多くの人の心の中に、じんわり沁みるであろう言葉で答えます。
TV番組で、替え歌を披露している先生を見たときは、
当然ヤラセだと思っていましたが、この本には、
そもそも、どうしてTV番組に出ようと思ったのか?ということも、
相談に絡めて、書いてありました。
52歳の男性教師が、こんなに多くの事を人にさらしていいのかしら?
そんな心配も感じてしまうほど、学生時代や、新任時代の
失敗や挫折も、綴られていて、最近凹み気味だった私も、
下地先生に
「ええ、ええ。大丈夫ですよ」と、
励ましていただいたような、そんな感動がありました。
5月病から抜け出せずに、苦しんでいる方に
お勧めの、強くて優しい一冊です。