既に報道された通り、平成元年から実に35年間に亘り活躍してきたJR東海のキハ85系“ワイドビューひだ、ワイドビュー南紀”は、昨日の名古屋〜高山間にて行われた団体列車“さよならキハ85系号”をもって完全に引退しました。
あのキロ85(ワイドビュー展望車両)の1両ぐらいはリニア鉄道館で静態保存されるのかしら?
さらに、まだまだ頑張れそうな比較的状態良好な車両がいたら、京都丹後鉄道だけでなく、まだまだ風光明媚な車窓に恵まれる小湊鉄道や島原鉄道、長崎本線西部、大村線、長与ルートなどへのキハ85系のさらなる活用も提言したい気持ちですね。やはり液体式ディーゼルカーだから、かなり小回りも聞く筈だ。もちろん、それなりの再整備は不可欠ですが。
私自身やお袋、そして生前の親父も富山駅まで乗ったキハ85系。親父は草葉の陰から後継のHC85系、そして近隣の名鉄9500系を一体どう評価したのか?その前に令和という元号もだが。うん。
………ともあれ、無事故でお務めを全うできたようで、キハ85系、そして前任のキハ80系もさぞや安堵だろうね。
………なお、特急“ひだ”はキハ80系の老朽化に当たり、旧国鉄では何と暫定的に14系座席客車を代わりに充てる案も一時は浮上していたようだ。恐らくDD51(592、791号機)にでも牽かせるつもりだったのでは?
実際に晩年に差し掛かったキハ56系急行“宗谷”“天北”は、そうなりましたね。
しかしながらスピードダウンは必至で、直ちに却下されたようだが。
JR東海に移行後はその代わりに臨時急行“奥飛騨”、同じく臨時夜行快速“飛騨スキー”、臨時夜行急行“信越高原”が一時、14系で運行されましたね。
中でも“飛騨スキー”は何と静岡駅始発で、岐阜駅まではEF65-106や112が牽いたことさえありました。岐阜駅からはDD51に交代して飛騨古川駅まで向かいました。
さらに、大垣夜行の165系老朽化対策としては14系化させて、名古屋駅にて分割させ、紀伊勝浦、飛騨古川に向かわせる案さえあったとも聞きます。
あの真新しいHC85系が、デビュー早々に全席指定の臨時急行“ぬくもり飛騨路”に使われるとも思えないが。但し、今後その可能性が全くないとは必ずしも言えない。
・追伸………キハ85系の最終団体列車は本日付けの中日新聞夕刊にも大きく掲載されましたね。やはり「まだまだ十分に走れそうな気がしますね」の声も多いらしい。そのため、なるべく多くの車両の譲渡先を決めて欲しいものだが。
また、銚子電鉄のことも掲載。新たな車両は来年2月の投入見込みです。
・追伸………ふと最近に何気なく検索していたら、キハ85系が東武鉄道に譲渡され、浅草〜喜多方間の臨時特急に投入内定とか。勿論、かなり悪質な嘘ニュースでした。妄想ならまだしも、意図的な嘘情報は迷惑だ。絶対にやめて欲しい!!
約1年前の話ですが。
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