ファチマの聖母の会・プロライフ

お母さんのお腹の中の赤ちゃんの命が守られるために!天主の創られた生命の美しさ・大切さを忘れないために!

「ぼくたちの子供たちは、人口がひたすら減りつづける国で生きていく。」より

2017年07月02日 | プロライフ
興味深い記事をご紹介します。

「ぼくたちの子供たちは、人口がひたすら減りつづける国で生きていく。」
http://sakaiosamu.com/2015/1214113339/


【引用開始】

それは、人口の問題だ。
総務省ではこれまでの日本の人口の推移と、今後の人口の減少の予測を数値としてWEBサイトに載せている。
→総務省統計局ホームページ「第2章:人口・世帯」

このサイトにある「人口の推移と将来人口」のエクセルデータをダウンロードし、5年ごとの数字を自分なりにグラフにしてみた。これを見ていると絶望的な気持ちになる。



このグラフを見ていると、2015年を境にして、そこまでの人生とそこからの人生が正反対になることを想像してしまい、暗澹たる気持ちになる。
例えば、1935年、昭和10年生まれの人は、今年80才になるわけだが、その人にとっての日本は人口が倍近くに増えた国だった。間に悲惨な戦争を経験しつつも、日本は高度成長を達成し、アジアでもっとも豊かな国になった。明治以来のこの国の悲願が実現した80年だった。

一方、今年2015年生まれの赤ちゃんは、80年の人生の中で人口がひたすら減っていく中を過ごすことになる。2035年、成人する頃には1億1212万人までおよそ1500万人減少し、30才で結婚した頃にはさらに1000万人減って1億221万人になる。2055年に40才になると9193万人、50才では8135万人と、10年ごとに1000万人ずつ減少していく。

60才になる2075年には7068万人で、昭和10年と同水準だ。80才の2095年にはついに5332万人になり、大正時代の水準にまで落ち込む。
日本が昭和に入って築き上げてきたものが平成にはすべてゼロに戻る、という感覚ではないだろうか。

人口と経済を直接関係づけることに疑問を呈する人もいるようだが、人口が倍になる国と半分に減る国と、比べたら後者には大変な困難が待ち受けているのはまちがいないだろう。日本の高度成長は、農村から都市に人びとが移動し核家族を形成することで、豊富な労働力を産業界に提供し、同時に大量消費社会の消費者が猛然と増えていったことが支えた。人口とはすなはち国内市場なのだ。それが半分になる。

高度成長社会は、一生懸命働いていたら気がつくと豊かになっていた。でもこれからはへたをすると、働いても働いても会社の業績が上がらず、収入もちっとも増えやしない。そんな社会になりかねないのだ。

いま起こっている少子化と人口急減を、どう深刻に受けとめても足りないと思う。いちばん欠けているのは、この深刻さの共有ではないだろうか。

【引用終わり】


私たちが、多くの方々と「赤ちゃんを歓迎する世の中」を創っていきますように!

ファチマの聖母、日本が世界が、赤ちゃんにやさしい国に、お腹の赤ちゃんにやさしい国とならせたまえ。


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