抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

聖地

2010年10月18日 22時34分53秒 | 試合
昨日の話しですが・・・、
県のキッズイベントとして毎年行っている『エコパカップ』が開催されました。

静岡県内のU-7、U-8、U-9各24チームが集まり試合を行うもの。
冠にもあるように、会場はエコパ。

U-9は補助競技場と人工芝グランド、U-8は多目的グランド、
そしてU-7はエコパスタジアム!!


すごいですね~。


自分はそのスタジアムのU-7大会を運営。



一生懸命ピッチの上を駆け回る子供達、悲鳴に近い声援を送るお母さん達、お父さん達の大きな声。
ゴールの瞬間は、屋根に声が跳ね返り、大歓声のようになります。


さぞ気持ちよいことでしょう。



しかし、ここで疑問が・・・。


??



子供達は、このエコパスタジアムでの試合をどう感じているのだろう??

確かにすばらしい笑顔の子供達、
しかし、このスタジアムでないとできない笑顔ではないでしょう。

サッカーさえ楽しめれば、みんなとワイワイ言いながらボール蹴られれば良いんじゃないのか?


日韓W杯の会場であり、Jリーグや天皇杯なども、
最近は高校サッカー決勝戦なども行われる、
いわゆる聖地

現在行われている高校サッカー選手権2次リーグでは、全ての選手がここを目指して必死に戦っています。


小学1年生で「僕は必ずプロになって、このピッチに帰ってくるぞ!」な~んて思うんだろうか?

中には、星飛雄馬ばりに目がメラメラ燃えている子もいるかもしれませんが、(表現が古いっ・・・)
たいていの子はスタジアムでサッカーしたことは、日記に書いたら忘れてしまうくらいなもんだと思う。

下手したら「僕は1年生のときにエコパスタジアムで試合したことあるもんっ!」ってただの自慢話に終わる子もいるだろう。

だとしたら、本当にすばらしいスタジアムで試合をすることが意味があるんだろうか?と考えてしまう。


全く無駄だとは言わないが、普及には普及の良い場所があるんじゃないか?ってこと。



スタジアムピッチ内はたくさんの規制があります。
芝生に入るには、靴の消毒、陸上競技場のトラック部分も入れません。
試合でないときはスタンドで観戦し、試合になったら一度外へ出て、決められた場所から競技場へ入らないといけません。

これを我々大人たちが監視するわけです。
ちょっとわき道それたら「こっから入っちゃダメだよ。」とか「みんなで並んでいくよ。」とか
大人たちの号令の元、子供達は大移動する。

やっと試合が始まったと思ったら、周りの大人が「上がれ」だ「下がれ」だ言うチームもあり・・・。


これでは、「自立して自力で」からどんどん離れていく~~。




これ以上の発言は、立場上、自分の首を絞めることになりそうだが、
とにかく、聖地をもっと大事にして、
子供達のサッカーは原っぱで大人の監視の要らないところでやってこそ楽しめると思うんだな。




聖地こそ「自立して自力で」行くところだな。やっぱり。
コメント
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