抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

U-12審判教室

2011年06月14日 07時54分05秒 | 審判
先日、小学6年生を対象にした『U-12審判教室』が行われました。
うちのクラブからも1名参加したので、ちょっと見学に行ってきました。
90分の講義に90分の実技。
グランドでの実技をちょっとだけ見学。

まずは旗のあげ方。
まっすぐにピシッとあげ、30名ほどの選手達が一斉に旗を振ると何か”マスゲーム”みたい。
この教室のために新しいフラッグを用意したようで、良い音してました。
子供達の気持ち良く旗をあげる様子は、お父さん審判の方々には見習ってもらいたい部分ですね。


その後は数チームに分れ、ゲームでの審判実技。
主審も副審も子供達が担当し、後ろに審判委員会の大人がついてあげる形で何試合もこなしていました。

普段の練習とは違った雰囲気で和気あいあいの選手達。

しかし、時が経つにつれ、気になる部分が目立ってくるように・・・。


どのように子供達に伝えてゲームを始めたかわからないですが、
どうやら「ファウルをしても良い」というか、そういった現象を出して欲しいようなニュアンスの話をしたのか・・・?

子供達は手でつかむ、足をかける、背中を押す・・・などなど。
それに対して笛をふけない審判(子供)に対し、文句を言う・・・。

もうこうなると、ただの悪ふざけにしか見えなかった。

見ているのも腹立たしくなってきたが、部外者的な立場でもあるので、じっと見ていることにした。


中にはゲーム自体をサッカーとして真剣に取り組んでいる子供達もいたので、そこ子達をしっかり見ることにした。



いったい何を目的とした審判教室だったんだろう?

審判というのは”ファウルを見つけて笛を吹く人”なんだろうか?


見学しながら、他のチームの代表者と話をした。
すると「昨年は子供達がファウルしないから、大人が入ってファウルしてくれっていって入ったんだよ。」な~んて事も聞いて、愕然・・・。

何なんだ??


ファウルかどうか?とか、オフサイドかどうか?とかよりも、
FKの際の正しい距離、正しいスローイン、正しいPK、正しいGK、・・・などの正しいプレーの仕方や注意する点など教えてあげるほうがよっぱどためになるよ。

いや、むしろ審判なしで子供達だけで真剣勝負させて、自分達でジャッジすれば十分でしょ。
ラインを割ったかどうか?正当なチャージであったかどうか?
それはやってる子供達が一番わかるんじゃないの?

っていうか、それが今求められている事じゃないの?

選手・審判・指導者すべてがリスペクトしあう事が大事なことではないのか。



試合前の握手もなく試合をさせ、ファウルし放題で、ジャッジに文句を言う、それもへらへらした態度で。
こんなモノなら来年からうちのクラブからの参加は見合わせよう。
正直、結構まじめに取り組んでいたうちの選手がかわいそうであった。


コメント (3)
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