抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

みんなちがってみんないい

2011年12月02日 22時53分33秒 | トレーニング
とうとう師走ですわ。ww
早いもんで、もう今年一年を振り返る頃です・・・。


さて、今日のサッカースクールは雨のため体育館へ変更。
ちょっとしたアップとトレからゲームをしようと思っていたんですが・・・、
なかなか面白い現象が起こり、時間がなくなりゲームのみ。

子ども達が悪いわけではないんです。


まずいつものように、開始時間になるとおもむろにコートの真ん中に立って集合を待つ。
会場に来ればどんどんボールをドリブルしてゴールに決めるというのを延々とやっている子ども達。
そのうち始まることに気づいた子から集まりだして、見事集合!

と、ここまではいつもと一緒だったが、
前列の2~3人が集まったそばから座ってしまうと、次から次へと集まった子が座り、ついに全員三角座り。

何も言ってないのに・・・。

一人の子が、
「ってか、何で?座る必要ないじゃん!」
と言って立ち上がると、
今度は次々と立ち上がり、全員起立!!

すごいなっ!

前列の子に
「コーチ何も言わんのに立ったり座ったりするな。お前達、もう一回座ってみて、面白いから。」
って言うと、また半分くらい座ったところで、前列の子がしびれを切らして、
「始めようよ!」

「じゃぁ、始めよう!」
ということでオレ一人この現象にニヤニヤしながら開始。

アップで二人組みで簡単なランニングパスを行おうと2列に並ばせた。
人数が多いので、後ろ半分は反対側へ移動。

・・・



だったのだが、


「じゃ半分のグループはこっち!」
とオレが移動すると、次から次へと移動して、結局全員が移動完了!


さすがにここでストップ。
ここからしばらくお話の時間。

なぜ集合の際に座ったり立ったりしたのか?
なぜみんながこの場所に移動したのか?

質問しても

??の子も多い中、
「みんながやってから~」
と答える子。
「みんなと違うと嫌だもん。」
とも。

そ~なんだよね。
みんなと違うと不安になっちゃうんだよね。

アップの際の列移動の時は、最後まで「えっ」っていう不安な顔して留まって、最後の最後に移動してきてしまった子は、
「ボクは向こうにいればいいと思ったのに。」

そう!
だったら動く必要ないし、動いてる人に注意してもいいのにね。


これが出来ない日本の子ども達のヤバイところ。


たしか、これって池上さんの本にも載ってたな~。


とにかく、ここでは自分で考えて、自分の意志で動こうと子ども達に言った。
ここでのルールは、人がやるからやるのではダメ!
自分で思ったことをストレートにやってみよう!
失敗したら、その時コーチが手助けするよと。

大変だけど、こういったところから変えていかないと。

今日はこんな話をこども達もしっかり聞いてくれた。
聞いてたフリでないことを祈るよ。


みんなと同じでなくていいよ。

みんなちがってみんないい。
コメント
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