図書館で本を借りて来て読みました。
NHK交響楽団が出来る前に近衛オーケストラなるものがあったことは
史実として知っていたことは知っていたのですが,
今回本を読んで「日本における西洋音楽発展史」なるものが
ようやくちょこっと分かってきました。
外国の演奏家が東京で初めて演奏するに至るにはどのような背景があったのか、
アメリカの西洋音楽の発展に寄与した音楽家たちはいかにして渡米するに至ったのか、
つまりはそういうことか。と思い至るには
言葉にしにくいことがあってのこと。
日独伊の関係があってこそ入って来やすい音楽もあり、
戦後の浅草オペラへの影響や
ドイツの音楽が優先的に入って来ている点とか
どんどんと話は繋がって行くのですね。
逆にフランス歌曲などは入ってこなかった。
エルガーの音楽なども入りにくかったんだなと
少し理解している所です。
今週末にBSで近衛秀麿番組が見られる様なので少し予習でした。