I LOVE HARLEY! の独り言




私は写真を撮るのが好きです。
街を歩いている時、単車で走っている時、素敵な風景を見つけると単車や歩みを止めて写真を撮ります。
でもなかなか思ったような写真は撮れません。

人間の目と頭は凄いですね。
目に留まった素晴らしい風景は、頭の中で最高の画角と最高の露出で再構成され、心に焼き付けられます。
その感動をカメラで切り取ろうとしても、心に焼き付けられたものと同じものを撮影することは、なかなかできません。
まして私のように、コンパクトカメラと携帯付属のカメラでしか写真を撮れない者には、一瞬の感動を表現することは至難の業です。

単車で走っていると本当に素敵な風景に出会うことがあります。
はっとして単車を停め、さらに道をもどったりもしますが、タイミングは一瞬であり、瞬間を切り取る写真撮影という行為は、じっくり腰を据えないとダメだなぁと実感します。
撮影機材もそうです。
高級一眼レフに交換レンズを何本も揃えたくなります。
そうなるとツーリングを楽しみながらという訳にはいかないのでしょう。
どちらも楽しもうとすれば、今ぐらいのやり方がちょうど良いのでしょうね。
どちらも中途半端ですけどね。

今から34、5年前、高校生の頃、父に一眼レフカメラと純正の交換レンズ数本と現像、引き伸ばし機一式を買って貰いました。
そのころ、特に写真が好きだった訳ではなく、一眼レフカメラが流行りだし、ただカメラが欲しかっただけでした。
そんなバカ息子のために、当時の値段で20万円以上も出してよく買ってくれたものです。
でも、父とカメラ店に買いに行った時の感動は今でも忘れません。
父との数少ない楽しい思い出です。
写真を撮る時、たまにそんなことを思い出します。
今、写真が好きなのはその頃の御陰なんでしょう。

これからも下手の横好きで写真を撮り続けていこうと思います。
たまに父のことを思い出しながら。

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