加害選手の謝罪と事実説明の会見。
すごく、本当にすごく伝わる会見でした。
バタバタして流してるだけの夕方のニュースなのに、見入ってしまいました。
普通の二十歳の男子が、いや、大人でさえ、大勢の人の前で何かを発言するとなれば、
たとえ挨拶程度のことだったとしても、挙動不審になったり、言葉が出てこなかったり、
ぶっきらぼうになったりするものだと思います。
それが、一般ピーポーだと思います。
まして、この選手は世間を騒がせた事件の加害者という立場での本当に難しい会見。
挨拶でもなければ、インタビューでもない。
決められた台詞もない。
応対1つ間違えれば、世間から容赦ないバッシングの嵐になる謝罪会見。
誰しもが、できれば回避したい、しなくてすむならそうしたいと思うのではないでしょうか。
それが、一般ピーポーだと思います。
でも、この選手はとても落ち着いて言葉を発し、質問にも応じ、態度も誠実で、立派というしかない。
自分を弱いと言ってたけど、十二分に強い若者だと思う。
と同時に、これほど強靱で立派な選手でも、あんなことをしてしまうのかと。
本当に、権力者は恐ろしい。
本当の権力者は、柔らかいし低姿勢なもの。
中途半端な権力者が、威圧したり、恫喝したり、タチが悪い。
それも含めて、恐ろしい。