「竜とそばかすの姫」に続いてアニメを拝見。
竜の後だからか、ストーリはともかく、声優が盤石。
ヒロインを志田未来。
ヒーローを花江夏樹。
安心、安全、安定。
ストーリーは、「猫の恩返し」がめっちゃよぎる。
猫だけでなく、主人公の女の子の声とかキャラもかぶる
池脇千鶴と志田未来の声は似ているのか・・・。
でも、猫になるとか話せる猫が出てくるあたりは、突拍子もないのだけど、
そこまで違和感がないという摩訶不思議さ。
バタバタと展開せず、ご都合的な展開もなく、それいる?みたいなシーンもない。
丁寧に心地よく進んでいく感じが良かった。
ラストの告白シーン。
まさしくの「耳をすませば状態」なのだけど、これは許す。
王道でニヤけた
耳をすませばは、男の子が元々好きだったという設定だけど、
今回は、元々好きではなかったのに、いきなり好きになるという
無理矢理感はあるけど、そんなごちゃごちゃを吹き飛ばす
「好きだ」でした
さすが、花江夏樹。力技で持ってった。
声優は大事。
「君の名は」のヒットも、神木くんあってこそだったのだろう。
あと、「泣きたい私は猫をかぶる」
タイトルが、とても素敵だと思った。
「泣きたい私」と 「猫をかぶる私(本性を隠して取り繕った私)」
映画では本当に猫になる(猫のお面を被る)のだけど、
きちんと心情的な「猫をかぶる」(心と裏腹に笑顔を振りまく)設定がある。
そうとは言わないけど、タイトルの伏線だとしたら、控えめでとても良い。
ムゲが、義母に「素直になれって勝手だ!!」と叫ぶシーン。
あそこのシーンがこの映画の核なのかもしれない。
グッときた。
手放しで良いとまではいかないけど、「竜とそばかすの姫」よりはだいぶ良かった。
好みなのかもしれないけど。
子供にはそこらの機微まで汲み取るのは難しいだろうけど。