カラスといちごとクロッカスと

身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など、日々日々、季節季節の情報を、
個人の目をとおしてお届けします。

花より団子、ヒップより花

2022年09月10日 06時29分27秒 | バラ科
2019.06.03撮影

このバラは、わたしは見た途端にお目々が大きくなり、息つく間も自分に与えず、うちにお連れもうしました。全く後悔しておりません。ヒップ(バラの果実)のお陰で、庭のあちこちに広がっています。うちに来る人、来る人、愛でていってくれます。苗は、いろいろな人にさしあげました。

光の当たり具合により、次のような色に見えることもあります。

2021.05.28撮影

花びらの形は、最初の画像(虫がとまっていますが)のように丸目の場合と、次のリンクの一番上の画像のように先がやや尖っている場合と、上の2番目の画像のように花びら全体が細めで間が空いている場合と、などなど、があります。

学名 Rosa glauca (syn. Rosa rubrifolia)
英名 Redleaf rose「赤葉のバラ」
和名 ないもようです

ヨーロッパ原産の原種のバラです。こんなにきれいなバラが原種? わたしは、原種の植物が好きな方なので、原種であることに全く異議はありません。昨日ご紹介したイヌバラ(Rosa canina)も原種です。原種は一般的に丈夫なので、ナマケモノには最適。


また、原種のバラであるおかげで、ローズヒップがいっぱいついてくれます(と、ここで舌なめずりをする)。イヌバラのヒップは、色が、緑→オレンジ→赤、と変わるようですが、今日ご紹介のバラは、緑→銅色→赤、のようです。生育条件により異なると思いますので、確言はできませんが。でも、確かに言えることは、イヌバラのヒップは縦長なのに対し、このバラのヒップはかなり丸みを帯びています。

2021.07.18撮影

2022.08.20撮影

このバラの学名は、以前、Rosa rubrifolia「赤葉のバラ」でした。現在の学名は Rosa glauca「灰緑色のバラ」です。

この glauca というラテン語(英語の glaucous に当たる)の意味は、
⑴ 鈍い灰色っぽい緑、あるいは、青の
⑵ 粉をふいたような艶におおわれた(例えば、ブドウの実の表面)
です。

Rosa glauca は、実際、「灰青っぽい粉のような艶に覆われた」葉です。

でも、葉は、赤っぽい場合もあります。旧名の Rosa rubrifolia「赤い葉のバラ」はそれを表します。英名も Redleaf rose で、「赤葉のバラ」です。

次の画像で、葉の色をご覧ください。

2021.05.25撮影

雨に濡れたところをどうぞ。

2013.06.13撮影

次は、晴れた日の。

2019.06.03撮影

いかがでしょう。好きなバラのリストに入れてくださいました?

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ローズヒップも、ジャムになる

2022年09月09日 10時33分14秒 | バラ科
2021.08.03撮影

この粒々は、ローズヒップです。左のは熟していますが、右のは後少し。ローズヒップとは、バラの果実のことをいいます、特に、野生の(=園芸種でない)バラの実のことを。

ローズヒップは、英語の rose hip で、hip だけでも、バラの果実を指します。人間の体の一部を指す hip とは、語源が異なります。

なぜ今日ローズヒップを取り上げたか、と言うと、昨日の「太平洋ヤマボウシ Cornus nuttallii」の実に続き、収穫の秋だからです。バンクーバーは、昨日、今日、めっきり秋になりました。


ヤマボウシの実は、拾えば食べられます。でも、ローズヒップは、摘んだだけで食べられる人はなかなかいない。う、すっぱい。バンクーバーの秋の雨が始まる前に収穫して、その上に食べられるように処理しないと、食糧にはできません。

今日ご紹介のバラは、バラ属(Rosa)の、イヌバラ(Rosa canina)です。色は、ピンク〜白。うちのは白です。花弁は、バラ科(Rosaceae)共通の5弁(園芸種等を除く)。

学名 Rosa canina「イヌのバラ」
英名 Dog rose「イヌのバラ」
和名 イヌバラ

次の2枚の画像は、花のまだ若いころと、時期がやや進んでからのもの。

2022.06.24撮影

2022.06.18撮影

次の画像では、花のいろいろな段階を見ることができます。硬いツボミは見えませんが、ふくらんだツボミ、咲いている花、花びらの散りたて、ガクが反り返って花托が果実に発達しかけているもの・・・

2021.06.04撮影

次は、まだ緑色のローズヒップ。茶色いオシベがくっついたままなのが見えます。

2021.07.19撮影

そして、ローズヒップが鈴なりになったところが、これ。

2021.07.31撮影

ローズヒップを取り入れる時には、トゲに注意してください。野生のバラのトゲには恐ろしいものがあります。チクッではなく、グサッと来ます〜〜(経験済み)。実の表面にもトゲがあります。

ローズヒップは、甘味料を加えて、煮て、シロップやソースやジャムのようなものにします。どの砂糖類を、どの分量使うかは、好みで。わたしは、贅沢に、ハチミツを使います。

熱を加える前に、ガクとヘタと中のタネを、わたしは小さいナイフで取り除くのですが、先に熱を入れて甘煮したものを、ザルなどに当てて、こす、という人もいます。

ローズヒップはビタミンCが豊富で、人間が食べてソンはありません。しかし、鳥が秋から初春にかけて、このヒップを食料とします。そのことを考えれば、人間がヒップを取ってしまうのは憚られます。また、バンクーバーでは、ローズヒップは雨でダメになってしまいうまで美しいので、庭に残しておくのもいいです。

2021.05.28撮影


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ハナミズキ? ヤマボウシ?

2022年09月08日 08時48分23秒 | 樹木
2022.08.22撮影

これが結構美味しい。特別美味しい、までは行きませんが。木から落ちているのを拾って(洗って)食べます。そのままパクついてもいいし、口の内部に引っかかる感じの表皮のざらつきが気になるなら、ヘタを引き抜いて、実を指先でつまんで押して、ぶちゅっと(もちょっと上品な言い方はできないのでしょうか)食べればいいです。

これは何か、というと、ミズキ属(Cornus)の1種、Cornus nuttallii の実です。この木は、和名はないようですが、英名 Pacific dogwood を訳せば、「太平洋ヤマボウシ」。北アメリカの太平洋岸、カナダのブリティッシュ・コロンビア州南部からアメリカのカリフォルニア州北部にかけて分布します。分布図は以下でどうぞ。


日本で、類似の植物が、ミズキかヤマボウシか、という議論があるようですが、ここで分類は試みません(滅相もない)。Wikipediaの英語版によると、亜属は、全部で、認められているのだけでも10亜属あるもようです。でも、日本語版では、「ミズキ(水木)」「ヤマボウシ(山法師)」「サンシュユ(山茱萸)」「ゴゼンタチバナ(御前橘)」の4つしか挙げられていません(なぜ?)。


その点、英名は便利で、すべて、Dogwood です。

今日、紹介の Cornus nuttallii(Pacific dogwood「太平洋ヤマボウシ」)は、白い「花弁みたいなもの」が4〜8枚。この「花弁みたいなもの」は、本当の花弁ではなく、ツボミを包むように特化して発達した葉で、苞(ほう)と呼ばれるものます。以下の画像で見える「花」は、苞片が4枚のものばかりです。この画像は、雨の日の夜に撮影したもので、フラッシュがたかれています(それで画面がテカテカしている)。

2020.06.09撮影

苞片の中央にある小指の先ぐらいの塊が、小さい花の集合です。苞片が落ちると、次のようになります。茂った葉の後ろに見える幹が、この木の本体です。

2022.08.22撮影

そして、この(本物の)花の集合が、後に赤い実になります(冒頭の画像)。

この「太平洋ヤマボウシ」の木は、実は、うちの敷地に植わっている木ではないんです。西隣のおばさん(わたしより年上なので、「おばさん」と呼んでおく)とわたしは、敷地の境界に近いところに何か植えたい時には、お互いに相談をして決めるんですが、この「太平洋ヤマボウシ」は、おばさんが、お互いの「目隠し」のために、わたしに「いいね」と確認してから、敷地ギリギリ(のおばさん側)に植えたんです。

ところが、彼女が剪定を怠ったために、あっという間に大木に成長し、ふたりでびびっていると、見事な枝をかざして「花」を咲かせてくれるようになったので、剪定は、うるさいところだけにすることに決めました。「目隠し」の役目は全然しない。下の方には枝がないので。

でも、代わりに、わたしのうちの方まで枝がかざすように伸びて、「花」が咲いている時には、来る人来る人、いいですね、と言ってくれます。真っ白で、涼しげなんですよ。枝全体が風にたわんで揺れるところも風情があります。

ところで、この Pacific dogwood「太平洋ヤマボウシ」は、わたしの住むブリティッシュ・コロンビア州の州花です。(下にリンクした記事には、2022年9月7日現在、学名の最後に 'i' がひとつ抜けていますが、このページを管理する州議会教育担当事務室に訂正を求めたところ、訂正するとのことです。)

The symbols of British Columbia(英文+画像)

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ツキミソウ? マツヨイグサ?

2022年09月07日 10時16分46秒 | アカバナ科
2022.07.05撮影

今年植物屋さんで見初めて買ってきたマツヨイグサ属(待宵草属 Oenothera)の Oenothera fruticosa が、この画像の花です。園芸種で、その園芸名を 'Lemon Drop' といいます。

Oenothera fruticosa に和名はないようですが、英名 Narrowleaf evening primrose を訳すと「ホソバマツヨイグサ(細葉待宵草)」となります。また、Evening primrose のうち、昼間に咲くのを、英語で Sundrops(訳して、「太陽のしずく」?「太陽のドロップ」?)ともいいます。なお、Evening primrose を直訳すると「晩の桜草」ですが、サクラソウ科 Primulaceae サクラソウ属 Primula には、関係ありません。

マツヨイグサ属の植物の多くは、夜に咲いて朝方にはしぼむ一日花(一晩花!)ですが、うちの「太陽のしずく」は、名のごとく、昼間に咲いています。夜になればしぼむわけでもないみたい。夜間に咲いているかどうかを見るために、実際に、夜、庭に出たことはないのですが、次の日の花の様子から見ると、一日花ではないようです。

花を上から写したのをどうぞ。

2022.08.21撮影

マツヨイグサ属の系統と名称をまとめてみると、
上の段、左から、学名、和名(漢字表記)【中国語名】
下の段、英名

科名
Onagraceae アカバナ科(赤花科)【柳葉菜科】
Evening primrose family; Willowherb family

属名
Oenothera マツヨイグサ属(待宵草属)【月见草属】
Evening primrose; Sundrops

主だった種を拾ってみると次のようになりますが、和名、中国名が、
・「待宵草」なのか
・「月見草」「月见草」なのか
に、ご注目ください。

右端は、花の色。

・Oenothera rosea ........................ ユウゲショウ .........(夕化粧)...【粉花月见草】ピンク
・Oenothera speciosa .................. ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)【昼咲月见草】ピンク
・Oenothera tetraptera .................. ツキミソウ ..........(月見草)...【四翅月见草】白
・Oenothera biennis ....................... メマツヨイグサ ...(雌待宵草)【月见草】黄
・Oenothera laciniata ..................... コマツヨイグサ ...(小待宵草)【裂葉月见草】黄
・Oenothera(elata x grandiflora)オオマツヨイグサ (大待宵草)【?】黄 *園芸種が野生化
・Oenothera stricta ....................... マツヨイグサ .......(待宵草)...【待宵草/线叶月见草】黄

この小さい「統計」からだけでは決定的なことは言えませんが、日本語では黄色のものを「マツヨイグサ(待宵草)」、そうでないもののうちのいくつかを「ツキミソウ(月見草)」と言っているのかもしれません。その点、中国語では押し並べて「月见草」、日本語で「マツヨイグサ(待宵草)」と呼ぶ種を「待宵草」と呼ぶこともある、という程度。

日本語では、「〜マツヨイグサ」と名前のついているものでも、「月見草」と言い習わしています。学問的な和名が、どのようにして、ほとんど「マツヨイグサ」になったのかの理由は知りませんが、あの一般に夜に咲く黄色い花を見て、「月見草」と呼んでいけないわけはないと思います。

「ツキミソウ」は花が白い、「マツヨイグサ」は花が黄色い、という区別の仕方は、たまたまではないでしょうか。第一、日本人の感覚として、月は「白」ではなく「黄色」では?

マツヨイグサ属の花には、黄色のも白のもあります(上には、白のは1種しか挙げませんでしたが)。もし、マツヨイグサ属の植物を、色で「〜マツヨイグサ」と「〜ツキミソウ」に分けるなら、今後、日本に入ってくるかもしれないマツヨイグサ属の植物の和名は、どうするのでしょうか。興味の持てるところです。

もう1枚、太陽の光線がわずかですが当たっているのをどうぞ。

2022.08.21撮影

マツヨイグサ属の中でも、メマツヨイグサ(雌待宵草 Oenothera biennis)のタネから取れるオイル「月見草油」(英語で、Evening primrose oil)が、民間薬としてですが、薬用とされます。主に、女性の生理障害や更年期障害に効果があるとされています。全く偶然なんでしょうけど、なんで和名が「雌」(雌待宵草)のタネなんだ? とは思いました。

次は、うちの「レモン・ドロップ」の、多分、今年最後の花。おととい、雨の中で撮りました。夏の間、花の開いたところに光が差したようにきれいに咲いてくれました。来年もまた咲いてくださいね。

2022.09.04撮影(2日前の記事「寒いよ、雨、最後のアジサイ」に掲載済み)

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オカトラノオ家の変わり者、ルリハコベ

2022年09月06日 06時19分26秒 | サクラソウ科
2013.08.20撮影

この青い色が、わたしには、なんとも言えません。

これ、
・「白いトラの尻尾の」オカトラノオ(丘虎の尾 Lysimachia clethroides
と、黄色いオカトラノオ家3姉妹の
・「大きい黄色のミソハギ」(Lysimachia punctata
・「ふさ毛のついた黄色のミソハギ」(Lysimachia ciliata
・コバンコナスビ(小判小茄子 Lysimachia nummularia
の兄弟分なんです。



この真っ青な花、ルリハコベ(瑠璃繁縷 Lysimachia monelli)は、ハコベ(ハコベ属 Stellaria)に似た葉っぱと習性で瑠璃色の花が咲く、という命名でしょう。

ルリハコベは、現在、日本では、古い学名からアナガリス(Anagallis)という名称で流通しているようです。でも、なぜルリハコベと呼ばない? あるいは、呼べない? ルリハコベで何か不都合が? 「アナガリス」と打とうと思ったら「アナがリス」と出た。うわあ〜〜。

ルリハコベは、地上の低いあたりで横に向けてタラタラと伸びていきます。でも、茎の先は上に向けたままです。その点、姉さん分のコバンコナスビ(Lysimachia nummularia)が土にひっついて成長するのと異なります。

2020.09.17撮影

わたしは、植物をタネから育てるのはあまり好きじゃないんです(要するに、ナマケモノ)。でも、ルリハコベは、タネの袋に印刷された花の美しさにひかれ、購入しました。ルリハコベはバンクーバーでは冬越ししないよ、と言われていたころです。そして、気象条件により、消えたこともあります。でも、そういう時には、タネを畑にさらにパラパラと。するのは、それだけ。

バンクーバーでルリハコベが咲くのは、夏の終わりから初秋にかけてです。もっと暖かいところでは、晩秋から初冬に咲くそうです。耐寒温度区分では、ルリハコベは「8b-10b」(8b, 9a, 9b, 10a, 10b)。バンクーバーが、温暖化により、大体で言って「7b」から「8b」に変わったので、ルリハコベが育てやすくなったわけです。多年草ですが、生育条件の整わないところでは、一年草として育てることになります。

オカトラノオ属(Lysimachia)は、 サクラソウ科(桜草科 Primulaceae)に分類されます。これがサクラソウ科? と不思議なんですが、次の、サクラソウ科の、園芸種ではありますが、プリムラ・ジュリアン(Primula x juliana)なんかを見てみると、そうか・・・とも思ってしまいます。下の画像の葉は、右側のだけがプリムラの葉で、下と左のはフウロソウ属(風露草属 Geranium)のものです。

2014.03.24撮影

ルリハコベは、一見、アメリカン・ブルーに似ているか、と思いました。もちろん、花の作りが違いますが、色で目を引かれると、ハッとしてしまいます。アメリカン・ブルーは、ヒルガオ科(昼顔科 Convolvulaceae)アサガオガラクサ属(朝顔柄草属 Evolvulus)の園芸品種「ブルー・デイズ 'Blue Daze'」の、日本での流通名です。園芸品種名の 'daze'(英語)というのは、「目をくらませられた状態」。

アメリカン・ブルーの耐寒温度区分は「9-10」で、「8a, 8b, 9a」のバンクーバーで育てるのは厳しいです。夏の間だけの一年草として扱うか、あるいは、海岸沿いの暖かい「9a」の地域でなら、多年草として可能かもしれません。
エボルブルス属 - Wikipedia

エボルブルス属 - Wikipedia

 
光線の具合で、ルリハコベは次のような色にも見えます。

2020.09.17撮影


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寒いよ、雨、最後のアジサイ

2022年09月05日 06時42分36秒 | 気温、天気、天候、気候
2022.09.04撮影

今日は雨が降っているなあ、寒くなったなあ、と思っていると、床暖房が勝手に作動し始めました(切ってあるんですが、汗)。

家の北側につるしてある寒暖計(日本からカナダへ持ってきました)を見てみると、午後2時で15.5℃。天気予報によると、あさってからはバンクーバーは晴れの天気が続き、日中の最高気温が23℃〜27℃、夜間の最低気温が13℃〜15℃、で「暑い」日が続くみたいです。

バンクーバーでは、夏でも時々「寒く」なるんです。今日みたいに。


今日は、オカトラノオ一家についてもう一度書く予定だったんですが、雨が降っているので、代わりに雨の中の植物をお見せすることにします。ついでに、今まで1ヶ月ちょっと書いてきた記事も、いくつか覗いてみたいと思います。



雨、と言えば、日本人にとって、やはりアジサイ(紫陽花 Hydrangea macrophylla)でしょうか。以下の画像のアジサイは、わたしの庭では今年最後に開くアジサイだと思います。これは青い花ですが、背景に、白い花の花期が進んで赤くなったのが見られます。

2022.09.04撮影

花期の終わり、と言えば、次の花ももう季節の終わりです。これは、ハナダイコン(花大根 Hesperis matronalis)の、盛りの花が終わった後に咲いた花です。アブラナ科(Brassicaceae)の特徴的な4枚の花弁が見えます。初夏には庭中に咲き誇り、いい匂いが立ち込めます。

2022.09.04撮影

次の花も、花期の終わりの花ですが、この花で今年は最後でしょう。もう他に残っていません。多年草のヤグルマギク(矢車菊 Centaurea cyanus)です。

2022.09.04撮影


次は、真昼でも咲いている(夜も咲いているかどうかは、知りません)マツヨイグサ属(待宵草属 Oenothera)」の 'Lemon Drop' と呼ばれる園芸種。前にマツヨイグサを数種類育てていたのですが、みんな消えちゃったので、購入しました。多年草です。この画像に写っているのも、今年の花では最後に近い花でしょう。

2022.09.04撮影

真夏からずっと咲いていて、まだまだきれいなのが、クサキョウチクトウ(草夾竹桃 Phlox paniculata)。特に、この園芸種 'David'「デービッド」が、たいへん長持ちします。白さにもいろいろあると思うんですが、「デービッド」の白さは気持ちがいいです。

画面左側に茶色っぽく見えるのは、オカトラノオ(Lysimachia clethroides)です。長い花期が終わろうとしています。

2022.09.04撮影

夏から続けて咲いている花のうちのもうひとつは、フクシアの園芸種(Fuchsia x hybrida)の 'Double Otto'「ダブル・オットー」。バンクーバーで越冬するフクシアは、前は種類が少なかったのですが、ここ数年は温暖化で越冬するものが増えているので、今年は再挑戦してみることにしました(前のはみんなお亡くなりになりました)。

2022.09.04撮影

今花盛りの花は、シュウメイギク(秋明菊 Anemone hupehensis var. japonica)。これを「キク」と呼ぶのはいくらなんでもひどすぎると思いますが、花弁の細かく裂けた八重咲きのものなら「キク」に似ているのかもしれません。

2022.09.04撮影

そして、「秋咲きクロッカス」イヌサフラン(Colchicum autumnale)が、ツボミをふくらませてきました。これは一重のものです。しばらく遅れて咲く八重のものが、わたしのアイコンに使われています。

2022.09.04撮影


雨の中、庭の周辺だけをちょっと回って撮影しました。植え込んでいるところに入っていくと濡れ濡れになるので、周りだけ。

最後に、イチジクを点検。こんなに青い実がいっぱいついているんです。これが10月にもう一度熟れて、その後、青いままで気温が下がってしまうんだ・・・毎年。

2022.09.04撮影

でも、熟れたのがふたつありました(にっこり)! これを取って、うちに入ることにしました。画像のお皿は、香蘭社のものです。イチジクの実の表面についている白いポツポツしたものは、イチジクのお汁の固まったものですから、食べて問題はありません。

2022.09.04撮影



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オカトラノオ家の、黄色い姉妹たち

2022年09月04日 08時18分38秒 | サクラソウ科
2022.06.24撮影

この黄色い5弁の、真ん中がちょっと紅色っぽい花(Lysimachia punctata)は、昨日の記事で話題にしました、オカトラノオ(Lysimachia clethroides)の兄弟分です。黄色いので、勝手に「姉妹」としておきました。


Lysimachia punctata には和名はないもようです。英名は、Large yellow loosestrife「大きい黄色のミソハギ」。でも、これはミソハギ属(禊萩 Lythrum)の植物ではありません。見かけなどからの、科学的ではない命名は、ごく普通にあるものです。

「大きい黄色のミソハギ」は、すっと1.2メートルほどに伸びます。茎は、しっかりとしていますが、季節が進むと個体によっては倒れることもあります。葉が茎に対して輪生するのが特徴です。その葉の上に、短い花茎を出して花が咲きます。

地下茎で伸びていきます。オカトラノオ(Lysimachia clethroides)のようには引っ越しはしない代わりに、生えている土地をぎしぎしにします。「管理者」のわたしとしては、いかに個体数を減らすか、ということに苦慮します。

花期は長く、花が多く開くと、次のようになります。でも、一度に咲くのではなく、花が1個1個咲いていた形のままで落ちては、次々とツボミが開きます。

2021.06.21撮影

花が終わった後の8月終わりから9月始めの様子が、以下になります。花がなくても美しい姿の植物です。切花としてよく持つので、わたしは、花が終わっていても、この茎と葉を利用します。実は、花のない方が花材としては扱いやすいんです。花が咲いている時には、個々の花が終わるに従ってパラパラと落ちてくるので。

2022.8.22撮影

次の「黄色い姉妹」(Lysimachia ciliata)も茎がすっと伸びる植物です。茎が細く、花が咲くと全草が倒れかけになることもあります。そのため、以下の画像では、花は、ほとんど裏側しか見えません。

2021.07.10撮影

こちらの花も、「大きい黄色のミソハギ」とそっくりですが、花弁の先の方がちょっと丸めです、と言うか、「大きい」の方が、先が細まっています。次のふたつの画像でお見比べください。



Lysimachia ciliata にも、和名はないもようです。英名は、Fringed yellow loosestrife「ふさ毛のついた黄色のミソハギ」。「ふさ毛(フリンジ)」って、何??? と思い調べてみると、葉茎に毛がついている(そんなとこまで、普通、見てないよね)・・・というので、実際に庭に出て、下の方から葉を1枚取ってきて、撮影しました。それが、次の画像。

2022.09.03撮影

デジカメ、フラッシュなしの撮影ですが、毛が見えました。

「ふさ毛のついた黄色のミソハギ」は、「大きい黄色のミソハギ」ほど生命力が高くなく、いつも消え込まないかヒヤヒヤしているぐらいです。今年はちゃんと咲いてくれました。花期は長くありません。

本日の「オカトラノオ家の、黄色い姉妹たち」の最後にお見せするのは、和名のある花です。花の形は、直立型の「大きい」姉妹や「ふさ毛の」姉妹のようなやや平たい花ではなく、ややカップ型。

2021.06.21撮影

コバンコナスビ(小判小茄子 Lysimachia nummularia)なんですが、これは、土地を、はいます。英名は、Creeping Jenny「(土地を)はうジェニー(女性の名前)」。そして、オカトラノオ一家(Lysimachia)の例に漏れず、しっかりと繁殖してくれます。「グランドカバー」として大変有用です。常緑というのも、魅力的です。ただし、他の植物にかぶさっていくことがあるので、庭づくりには注意が必要です。

動植物の「二名法」は、種名を「属名(氏に当たる)+種小名(名に当たる)」で表す、ということですが、和名の場合、属名と、その属の「代表的な」植物が同名であることがかなりあります。
・オカトラノオ属(Lysimachia)のオカトラノオ(Lysimachia clethroides
・スミレ属(Viola)のスミレ(Viola mandshurica
・ヤグルマソウ属(Rodgersia)のヤグルマソウ(Rodgersia podophylla

学名を使えば問題はないのですが、学名を使うのに慣れている人ばかりではありません。そんなときに「オカトラノオ」と言えば、それは、属のことを言っているのか、種(しゅ)のことを言っているのか、分かりにくい時があるのではないかと思います。どうすればいいでしょう。

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オカトラノオと、トラノオ一族たち

2022年09月03日 08時02分14秒 | サクラソウ科
2020.07.26撮影

これは、オカトラノオ(丘虎の尾 Lysimachia clethroides)です。小さい花がたくさん集まって房状に咲くのを「虎の尾」にたとえたものです。でも、この房は、「虎の尾」と言うより、「狸の尾」の方が近いと思うけど、「タヌキ」では気品がつかない、と言うのでしょうか。

タヌキ(Nyctereutes procyonoides)さんたちについてのおもしろいサイトがありましたので、ご紹介します。「東京タヌキ探検隊!」という、微笑みを誘うサイト名で、個人の方の経営ですが、たいへん真面目な研究です。

タヌキ? それともハクビシン? アライグマ?

タヌキさんのふさふさ尻尾を、ロープみたいなトラさんの尻尾と比べてみてください。

シベリアトラ(Panthera tigris altaica)

オカトラノオは、次のような感じで花が開いていきます。まず、茎に近い方が白く膨らんできます。この時点で、すでに房が垂れ下がりかけているのと、画像のように房が垂れ下がっていないのがあります。

2021.06.31撮影

次の画像の左側の背景にある花房3つは、ツボミの膨らみ具合が進んだもので、垂れ下がり方が大きくなってきます。画像中央の房は、茎に近い方(視覚的には「上」の方)が開花して、その部分が「狸の尻尾」に変化し始めます。

2021.07.08撮影

次のようになると、もう立派な尻尾の出来上がりです。

2020.07.26撮影

房の8割がたの花が開いたのを、斜め上から撮ったのが次の画像。花は、真っ白ではなく、オシベとメシベがピンクがかっています。英名 Gooseneck loosestrife で言うところの gooseneck「ガチョウの首」と言うのが、うなずけます。

2021.07.25撮影

「トラノオ」と名前につく植物は、かなりあります。

まず、オカトラノオ(Lysimachia clethroides)の属するサクラソウ科(Primulaceae)オカトラノオ属(Lysimachia)から拾うと、「丘」「沼」「沢」「野地」のように、生育しやすい地を表すと思われる修辞がつくのが多いようです。

* サクラソウ科(Primulaceae)オカトラノオ属(Lysimachia)
・オカトラノオ(丘虎の尾 Lysimachia clethroides)
・ヌマトラノオ(沼虎の尾 Lysimachia fortunei)
・サワトラノオ(沢虎の尾 Lysimachia leucantha)
・ノジトラノオ(野路虎の尾 Lysimachia barystachys)

次に、オオバコ科(Plantaginaceae)ルリトラノオ属(Veronica)。日本では、別名の「ニセオカトラノオ属」とも訳せる Pseudolysimachion で通っていることも多いようです。流通名は、ベロニカ。

* オオバコ科(Plantaginaceae)ルリトラノオ属(Veronica)
・ルリトラノオ(瑠璃虎の尾 Veronica subsessile)
・ハマトラノオ(浜虎の尾 Veronica sieboldianum)

ベロニカの「ハマ」トラノオと名前を読み違えそうな「ハナ」トラノオという花もあります。

* シソ科(Lamiaceae)ハナトラノオ属(Physostegia)
・ハナトラノオ(花虎の尾 Physostegia virginiana)別名、カクトラノオ(角虎の尾)

さらに、お互いに血縁関係のないこれら「トラノオ一族」には、タデ科(Polygonaceae)のイブキトラノオ属(Bistorta)の花々もあります。

* タデ科(Polygonaceae)イブキトラノオ属(Bistorta)
・イブキトラノオ(Bistorta officinalis)
・ハルトラノオ(Bistorta tenuicaulis )

「ハル」トラノオというのもあるんですね。

その他、挙げると、
・海藻のウミトラノオ(海虎の尾 Sargassum thunbergii)
・シダのトキワトラノオ(常磐虎の尾 Asplenium pekinense)
・観葉植物の流通名「トラノオ」(虎の尾 Dracaena trifasciata)

観葉植物の「トラノオ」は、葉に縞々が出ているのが命名の由来。別名、サンセベリア、あるいは、サンスベリア。

Dracaena trifasciata (旧学名 Sansevieria trifasciata)(画像)

以下は、オカトラノオが群れて茂っているところです。花は、2ヶ月以上咲いています。オカトラノオは、もと植えられたところからご自分で引っ越ししながら増えていきますので、植物を植えたところに管理しておきたい方は、お気をつけて。この群れも、この画像の左側の位置から、2メートルほどお引っ越しなさいました、20年ほどかけて、ですが。


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秋咲きクロッカス、わたしのアイコン

2022年09月02日 09時20分15秒 | イヌサフラン科
2019.10.4撮影

この花は、わたし(flowerconnection)が、わたしのブログ・アカウントのアイコンに使っている花です。わたしのブログ・アカウント名は、「カラスといちごとクロッカスと」。そのアカウント名の「クロッカス」に当たります。正確には、この花はクロッカスではないんですが、それは後ほど説明いたします。

今年7月末に、goo blog 運営から
> 長期間ご利用のないブログの編集機能停止を実施させていただきます。
とお知らせが届き、

え? わたし、ブログ・アカウント、持ってる? へ? と覗いてみると、なんと、開設から「5千何とか日」も経っているとのこと。概算してみると(計算が間違っているかもしれませんが)、開設したのは2008年の10月ころのようです。そんなに前に開設したというのはスゴい、と感心しましたが、5,000+日も放っておくわたしもスゴいもんだ、と寒心しました。なお、今日は、「ブログ開設から5077日」だそうです。

「身の回りの鳥や小動物、庭の花や畑の野菜など」について書くために、アカウント名を「カラスといちごとクロッカスと」としていたらしいので、最初の記事はカラスさんにご登場いただきました。


今日は、ブログ・エントリーを書き始めてから1ヶ月目で、また、この「クロッカス」のツボミがちょうど庭に出てきたので、今日はこの「クロッカス」について書こうと思います。

うちには、この「クロッカス」が2種あります。一重のと八重のと。一重の方が先に出て、それが終わりかけると、八重の方が出てきます。

次の画像は、一重のものです。普通の春咲きのクロッカスにそっくりです。咲いた一重の花の向こう側に、八重の花の花芽(白っぽいツンツンしたもの)が出てきています。

2021.09.08撮影(一重)

次は、八重の花です。八重の花は、花の重さで倒れやすく、下の画像左側には、すでにその兆候が現れています。倒れてしまうと、摘み取って、生花とします。冒頭の画像(わたしのアカウントのアイコン)は、花が倒れたのを家の中に持ち込んで、白い板の上に置いて、フラッシュをたいて撮ったものです。

2021.09.22撮影(八重)

「クロッカス」は「サフラン」とも呼ばれます。ホンモノもニセモノも。

でも、属名で見ると、はっきりしています。
・ホンモノは、クロッカス属 Crocus
・ニセモノは、イヌサフラン属 Colchicum

そのうち、クロッカス属が、便宜的に次のふたつに分けられます。
・・ハナサフラン(クロッカス属 Crocus
・・サフラン(Crocus sativus

そして、ニセクロッカスが、イヌサフラン属 Colchicum
・・イヌサフラン(Colchicum autumnale

なんでここまでややこしく命名するのでしょう??

ハナサフランは、クロッカス属 Crocus のうち主に観賞用に栽培されるもので、これが一般にクロッカスと呼ばれるものです。サフランは、クロッカス属 Crocus のうち Crocus sativus のことで、メシベを香辛料に取るために栽培されます。花自体、美しいです。今日の主役のニセクロッカスは、イヌサフラン属のイヌサフラン(Colchicum autumnale)で、秋咲きです。英語では Autumn crocus「秋のクロッカス」と呼ばれます。

イヌサフランは、まず、春に、葉っぱを出します。30センチほどの、やや幅広の、光沢のある葉です。次のリンク先の中程でお確かめください。

Autumn Crocus, Colchicum spp.(英文+画像)

次に、他の植物がどんどん緑を増す中、イヌサフランの葉は茶色くなって、かなり見た目にはよろしくない姿になります。それも上のリンク先でお確かめください。茶色い葉っぱは、わたしは、しっかりと枯れてしまったのを見届けてから、切って取り除きます。

そして、夏の間、土の上から消えてしまいます。全く、姿、なし。

夏の終わりになると、次のような花芽が、土から直に出てきます。

2014.08.25撮影(一重)

そして、花の咲く部分と花を支える部分の区別ができるようになります。

2022.08.30撮影(一重)

以下の画像には、八重の、花芽が土から出てきて、花をほころばせかけた段階までが、写っています。

2021.09.16撮影

ところで、イヌサフランには猛毒があります(他のイヌサフラン属の種にも?)。それで、「イヌ」と名づけられたのでしょうか。以下の厚生労働省の記事をご覧ください。イヌサフランは、鑑賞するだけで、取り扱いには気をつけましょう。

自然毒のリスクプロファイル

イヌサフランは、春に葉が出、それが枯れて、秋に花が咲きます。これを、わたしは、「花より先に葉が出る」と捉えるのですが、

上の厚生労働省の記事には、
> 葉は開花後に出る
と書いてあります。また、イヌサフランについての日本語版Wikipediaの記事にも、
> 葉は開花後に出てくる
と書いてあります。

これは、捉え方の違いでしょうか。捉え方の違いなら、何が基準でしょうか。球根の発達段階?


下の画像は、群生している一重の花が、大きく開く前の様子。

2012.09.11撮影


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ジャコウアオイ・・・ではないみたい

2022年09月01日 09時09分58秒 | アオイ科
2021.06.25撮影

当時新築のこの家に引っ越してきたのは、随分前の、ある年の冬、年末も押し迫ったころ。その年は、バンクーバーでは、クリスマスから年始にかけて、珍しい大雪だった。

雪が溶けると、まだ庭のまったく造られていない状態の土地から、丸いかわいいロゼット葉がのぞいているのが見えました。後でわかったんですが、この植物は、条件さえ整えば、いつでも発芽してロゼット葉(ロゼットとは? 意味や使い方 - コトバンク)を生成するようです。

2022.08.14撮影

それから、茎が伸び始め、地上近くには小さい丸いロゼット葉が、伸び始めた茎には大きめの丸い葉(もうロゼット葉とは呼ばない?)が見え出しました。下の画像ほぼ中央のピンクのものは、今日の植物に関係なく、観賞用オレガノ「ケント・ビューティ」(Origanum ‘Kent Beauty’)です。そのオレガノのやや右上に見えているもうひとつのピンクのものが、今日話題にしている花の花がらです。

2022.08.14撮影

茎に大きめの丸い葉がついた後、さらに、今度は、ギザギザと切り込みのある葉が出ました。

2022.08.14撮影

そして、初夏に、こんな薄いピンク色の花が咲きました。これは、ちょうど、メシベが受粉に向けて開いたところのようです。ひとつの個体の花期が終わっても、他の個体の花が咲いている、という感じで、秋まで咲き続けます。

2022.08.31撮影

こんなにきれいな、そよそよとした花があるのか、と思いました。わたしは、すぐ感動するんです。愛でているうちに広まって、それ以来、うちの庭に居住しています。はびこることに気づいてからは、芽を出したものをロゼット葉のうちに掘り起こすようにしているんですけど、ムダな行為です。

アオイ科(Malvaceae)ゼニアオイ属(Malva)の花なんですが、これが、Malva alcea(和名は存在しないもよう)なのか、ジャコウアオイ(麝香葵 Malva moschata)なのか、見た目では同定しにくい。両者はお互いに交配もするそうです。

見分けの決め手に使ったのは、花の匂い。ジャコウアオイ(Malva moschata)には、麝香(ムスク)の匂いが。でも、この花には、芳香というほどの匂いは(少なくともわたしの嗅覚には)ないので、これは、Malva alcea である、としておきます。



ところで、「麝香」というのは、ジャコウジカ属(Moschus)の各種ジャコウジカ(麝香鹿)(麝香 - Wikipedia)のオスの成獣から、人間が無理強いして採取する、オスがメスを魅了(?)するフェロモン(?)のようなもので、ああ、それで、世の中の男性がオーデコロンとしてつけたがるのね・・・人間の女性はシカか。

でも、「良い強い香り」という意味で「ムスク、マスク musk」が名称の一部に使われることがあり、その一例が、「マスクメロン」・・・んんん、シカのフェロモンのメロンですか・・・

葉がもっと細く切り込んだのは、次の画像の、花のすぐ下に見えます。同じ画像から、周りが花盛りの様子も、見てとれます。

2021.06.30撮影

花のきれいに咲いたところもどうぞ。

2013.08.20撮影

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