マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

好きな人には元気でいてほしいという話

2021-01-19 | 日々の暮らし
テレビ東京のアナウンサーが、マスク着用で番組に出演したことが話題になっていますね。
私は、大賛成です。
どうか、他の局でもCOVID-19の感染が落ち着くまでは、マスクを着用してほしいと強く思いました。

ここ数か月モヤモヤしていました
これまで、テレビ出演者は顔を出してこそ、という風潮がありました。
いろいろな理由があると思うのですが、1つは顔を視聴者に覚えてもらうため。
マスクで顔を隠してしまっては、新人や最近テレビの仕事を始めた人にとっては、ビジュアルでアピールすることができなくなるため、透明なフェイスシールドを付けたり、演者の間に透明アクリル板のパーテーションを設置したりしてきました。
また、顔の表情を見てもらうことが仕事になっている人もいるので、マスクを着用することは演じる側にとって死活問題になるのかもしれません。

でも、バラエティ番組では、大きな声を張り上げたり、大きな声で笑ったりしているシーンを見る度に、フェイスシールドも透明パーテーションも効果がないのではないかと、一視聴者として感じていました。
かといって、すべての局、すべての番組に意見を届ける気力はなく、モヤモヤしながらテレビを視聴していました。
いくら、本番の前後に体温を計ったり、体調の悪い人が自己申告して休んだりしても、無症状の人がキャリアだった場合、それらは効果が薄いですよね、多分。
PCR検査も、結果が出るまでに時間がかかるので、毎日毎回検体を取るわけにも行きませんしね。
そうなると、本当に自己防衛と、人にうつさないようにと細心の注意を払って仕事をするしかありません。

そんな演者の方々やアナウンサーの方々を見ていると、どうかこの中で感染している人がいませんように、と思ってしまいます。
パーテーションの距離が近く見えたり、フェイスシールドを着用しているからと、演者同士が結構近づいていたりするのを目にすると、テレビの向こう側の人々は、我々視聴者のことをよくわかっていないのかもしれない、と思い始めました。

あなたのことが大好きなファンが視聴しています
私は、小さいころからテレビを見るのが大好きです。
今は、少し見る時間が減りましたが、好きな人が出ている番組、ドラマは必ず見るようにしています。
また、芸人であれば、好きなタイプの漫才やコントをするグループや漫才師が出ていれば、時間がある限りチャンネルを合わせています。
好きなアナウンサーももちろんいますし、番組全体が好きな場合もあります。
いずれも、大事なキーワードは大好きだということです。

そうなのです、そこに出演している人たちが大好きで見ているのです。
その、好きな人たちが、もしもCOVID-19に感染してしまったら、と考えると、その不安な気持ちが頭を過ってしまって、心の底から大笑いすることができないときがあります。
もちろん、きちんと距離を取って、お互いが近付かないように最善の注意を払っている演者もいますが、残念ながらそうではない演者も、少なからずいます。
お昼の情報バラエティー番組は、距離はとっていてもやたらと大声を張り上げたり、わざわざ出演者全員が爆笑するような言動をしたりして、視聴者の興味が向くようにしていたりもします。
でも、演者の皆さんが今頑張るべきことは、お互いの健康を気遣って、優先順位を変えることではないのかな、と思ってしまいます。

テレビに出演されている方々には、多少の人数に関わらず、かならず「ファン」がいて、演者のことが「大好き」な人たちが、演者の元気な姿を見たいと思っているわけですが、それは感染リスクを冒してまでそうして欲しいわけではなく、できることなら、これからもずっと元気で出演してほしいと願いながら、どうか感染だけはしてくれるな、という気持ちでみているのですよね。
その気持ち、テレビ番組を作っている人たちは、少しでも理解してくれているのでしょうか。
ファンの気持ちは、どこか置き去りにされてしまっている結果、完全には飛沫を防止できないと言われているフェイスシールドや近い距離でのパーテーション使用ということになっているのではないでしょうか。

演者の顔を覚えてもらったり、面白さを追求するのも確かに大事かもしれませんが、少なくとも私は感染を心配するあまり、以前ほど心の底から笑えない演出が増えましたよ。
だから、演者の方々もお互いに気を付けてほしいと同時に、そこに関わっているスタッフを始めとしたその他の人たちにも、もう少し緊張感を持って番組を作ってほしいです。
目には見えませんが、そこに関わっている人たち全員、ひとりひとり誰かが愛してくれているはずですし、愛してる人が居るはずです。
その人たちを守り、その人たちを心配させないためにも、今はテレビ番組の在り方を考えるときなのではないかな、と思います。

マスク着用のニュースにホッとする
世間一般の方々が、マスク着用での出演をどのように思うのかはわかりかねますが、少なくとも私はホッとします。
これで、好きなアナウンサーが感染するリスクが下がるのであれば、それはとても安心できることですよね。
もし、好きな人が感染してしまって、万が一風評被害などが出てしまったら、悲しいことこの上ないです。
顔が見えなくても、好きな人を応援する気持ちは変わりませんから、他の番組や他の局の方々にも、是非マスク着用で出演してほしいと思います。
テレビに出ている人がマスクを着用しているだけで、少なくともテレビを視聴している人たちは、マスクを着ける重要性を視覚で感じ取ることができて、感染防止の意識も高まると思いますから、この取り組みは続けてほしいと思います。


マスクを着用しても、感染防止が100%というわけではありませんが、すべての人ができる感染症防止対策であることは間違いありません。
ですから、テレビの出演者だとか政治家だとか、そういう立場的な違いは一切関係なく、マスクは着用してほしいですし、大人数での会食も、今は一切やめてほしいです。
それは、ひとえに好きな人を守りたいから、ただそれだけなのです。