日々是気の向くままに

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干瀬節「琉球古典音楽悪戦苦闘の日々」213

2020年05月07日 | 日記
干瀬節の歌詞は、
里とめばのよで いやで云ふめお宿 冬の夜のよすが 互に語やべら
「貴方だと(わかれば)どうして お宿を嫌だと言うでしょうか 冬の夜長 互いに語り合いましょう」
という歌詞で、これは「組踊」で使われる定番で、とても有名ですが、
私の個人的な感覚では、歌の前の「前奏」(歌持ち)が、夜明け前の雰囲気なのです。
ずっと、そう思い続けていたのですが、ある日ふと工工四の後ろの方を見ると、別の歌詞が横に書いてあり、
干瀬に居る鳥や 満潮うらみゆい わみや暁の 鳥どうらむ
「干瀬にいる鳥は 満ちてくる潮をうらみ わが身は夜明けを告げる鳥をうらむ」
というのがあり、これが題名の由来のようで、こちらの方が、曲の雰囲気と合っている気がします。