日々是気の向くままに

日々是好日(口実)いろんな分野を気ままに書いていきます。

CM7「琉球古典音楽悪戦苦闘の日々」225

2020年07月18日 | 日記
琉球音階(という名前があるのかどうかわからない)は、ドレミで言うと「ド・ミ・ファ・ソ・シ・ド」で言い表せるが、これを西洋音楽の和音にあてはめると、「メジャーセブン」のコードになる。
早弾き系の三線の伴奏部分で、よくある進行が「ド・ミ・ソ・ミ・シ・ミ・ソ・ミ」。
ゆっくりの曲でも間奏部分に「シ・ド・ミ・ソ・ファ・ミ・ソ・シ」という進行がある。
これらは、どちらも「メジャーセブン」のコードで伴奏できる。
かの有名なバイロンさんも「かじゃでぃふう節」をバンドをバックに歌っていたが、やはりバンドの演奏は完全にジャズだった。
三線の音はすぐに途切れるような響きなので気付かないが、伸びのある音にしてみるとジャズ風だったりする。
だからどうだという事はなのだが・・・・・・

流派の違い「琉球古典音楽悪戦苦闘の日々」224

2020年07月15日 | 日記
琉球古典音楽には、いろんな流派があり、同じ曲なのにメロディーが違う部分がある。
さらに同じ流派「〇〇流」にも派生した団体があり、よく観察してみると演奏の流儀に違いが見られ、バチさばきが違う。
何が正しいのか、何が本物なのかが、よくわからない。
でも、一番わかりにくいメロディーと、わかりにくい作法で演奏する団体が、一番古く、かつ正当な伝統を保っているような気がする。
なぜなら、人の心理として「どうしても分かりやすい方に流されやすい」ので、
「分かりやすい音楽」の方が後からできた方だと思う。







力の加減が難しい「琉球古典音楽悪戦苦闘の日々」223

2020年07月10日 | 日記
柔らかい音色を出そうとして、弦の真ん中よりの位置で弾くと、例えば男弦を弾いた場合、勢い余って2~3弦を同時に弾いてしまい、失敗する。
それを避けて、ウマ寄りの位置で弾くと、今度はどうしても固い音色になってしまう。
音色優先か、失敗を避けること優先か。
なかなか道のりは遠い。


三線という言葉は何?「琉球古典音楽悪戦苦闘の日々」222

2020年07月09日 | 日記
「三線」というと、もちろん楽器のことなのだが、
先日買った本には、三線の演奏方法はもちろんだが、歌い方も大きなウエイトを占めていて、むしろ「掛」などの歌唱法の方が主役となっている。
更には、発表会の時の歌い方(リーダーのテンポに合わせること)まで書いてある。
あらためて「三線」という言葉を考えてみると、それは必ず歌を歌うことを意味しているようなのだ。
三線と言う楽器だけでは、それは語れないということか。
このあたりに、人を惹きつける何かが潜んでいるような気がする。