チューナーというものに初めてであったのは数十年前に西田辺で
尺八を習っていた伊藤勢山先生から此花区の高城星山先生の処へ転門して
先生の前で尺八の音を出し弁当箱ぐらいの大きさのチューナーで
音域の確認をさせられた時です
先生や先輩方は正確にチューナーの針を合わせて吹奏しますが
こっちはなかなかメーターが上がりません 四苦八苦した記憶があります
それ以来随分時が過ぎましたが ある先生のライブ会場でバンドの中に尺八や三味線
があり その三味線の天神にチューナーが付けてあり
バンド演奏に興がのってきて最高の音量になったとき 三味線の先生が
そのチューナーに頼って調弦していました
自分の三味線の音も聞こえなくなるほどの音量です
静かな民謡の舞台と様子が違います
普段の舞台やお稽古では尺八の律や調子笛で調弦します
あくまで自分の耳で調弦することが大事だということはいうまでもありません
チューナーはあくまでも補助器具の位置づけとして考えていかねばと思います
たまにチューナーに頼り切る方をお見かけします(>_<)
一日中の多人数の調弦をしたりすると 色々な三味線の音色や癖に対応して
耳がおかしくなりますので チューナーを使う事もあります
初心者に三味線を持ち帰らせて家で一人で調弦するときなどにもチューナーは便利です
道具も使いようですので それに頼りきらないようにしたいものです